1日2題の英文和訳 【解説編】 Oct.10.2024
今朝は快晴の札幌です。気温は低いですが気持ちの良い朝です。では今日も解説していきましょう。
【第1問】
「『種の起源』は、私たちが生まれたのは地球上の生命の誕生にまで遡ることのできる壮大な進化の過程の結果であるということを明らかにすることによって、人間についての私たちの認識を変えたのだ。」
【解説】
単純な第3文型の文なのですが、by以下の長い前置詞句が文末まで続いていて、この部分をしっかりと訳すことがこの英文のポイントです。
まず、revealの目的語であるthat節ですが、「私たちは壮大な進化の過程の結果である。」という訳も良いと思いますが、「私たちは壮大な進化の過程の結果として誕生したのである。」という訳の方が丁寧だと思います。
さらに、a grand evolutionary processを関係代名詞節が後置修飾しています。受動態の文なので直訳すると「〜までさかのぼられることができる」となりますが、さすがに日本語がおかしいので能動的に訳しましょう。
日本語は主語がなくても文が成立する不思議な言語ですが、英語の文には主語が必要なので、結果として受動態の文にならざるを得ないケースがあります。そのような文を直訳すると不自然な日本語になることが多いです。そのような場合には能動的に訳す(自然な日本語にする)ことを心がけましょう。
【第2問】
「仮想空間においてお互いに交流するために、私たちは自分たち自身を三次元で表現したものを操作したいと思うかもしれないと、初期のサイバースペースの視覚化は考えていた。」
【解説】
主語がearly visualizationsで動詞がthought、that節が目的語です。主語が無生物ですが、「初期の視覚化は〜だと考えていた。」と訳して問題ありません。
that節内も特に難しくなくて、主語がwe、動詞がwant、目的語はto manipulate以下ourselvesまでの名詞的用法の不定詞句です。in order以下は目的を表す副詞的用法の不定詞ですね。
東北大の後期に出題された問題ですが、基本知識で十分戦えますね。
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