1日2題の英文和訳 【解説編】 Aug.26.2024
今日も長い短い英文と長い英文の組み合わせですね。さあ、解説を始めましょう。
【第1問】
「今日の多くの授業のように、もし実践的な授業がなかったならば、私は学校が大嫌いだっただろう。」
【解説】
if節の中の動詞が過去完了形、主節の動詞が"would have p.p. 〜"という仮定法の文です。過去の事実と異なる仮定を述べていますので、曖昧な日本語にならないように注意しましょう。
文末のasは様態の意味の接続詞で、省略が生じています。前出の文と同語反復になってしまうために起こる省略ですね。
〜 as so many hands-on classes have been removed today
(とても多くの実践的な授業が今日では取り除かれてしまった)
省略文はそのまま訳すと言葉足らずな日本語になりがちです。必ず復元して、適宜日本語を補うようにしましょう。
【第2問】
「スイスの銀行USBのアナリストたちの報告によると、ChatGTPの毎月のユーザーは最初の2か月で推計で1億人にまで急上昇した。複雑な会話をしたり、詩を書いたり、専門的な試験に合格したりするChatGPTの能力は、一般のユーザーとAIの専門家の両方に感銘を与えた。」
【解説】
2文で構成されていますが、1文目はrocketが動詞として用いられているのが珍しいくらいで、特に難しい点はないように思います。ただし直訳すると、
ChatGPT rocketed to an estimated 100 million monthly users.
(ChapGTPは推計100万人の毎月のユーザーに急上昇した。)
このようにややぎこちない日本語になりますので、自然な日本語になるように調整しましょう。
2文目は主語のThe bot's abilityを形容詞的用法の3つの不定詞句が修飾しています。"A, B and C"という形で結ばれています。
The bot's ability
A<to have complex conversations>
B<(to) write poetry>
and
C<(to) pass professional exams>
そして動詞がimpressed、目的語がregular users and AI expertsですが、この目的語には"A and B alike"「AもBも両方とも、AもBも同様に」という重要表現が用いられています。"both A and B"の同意表現のひとつですから、しっかり覚えておいてくださいね。
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