いつでも武道館

先月26日、モーニング娘。’23の武道館公演が開催されました。
おそらくは、かえでぃー(加賀楓さん)卒業スペシャル以来の武道館だと思います。
最近、ハロプロのアイドルは、どこのグループもツアーの最後は武道館というのが定番化しています。目指すもの、遠い先のものではなく、黙っていてもあてがわれる会場となっているように思えます。「いつかは武道館」から「いつでも武道館」になってしまっているような。だから他のグループが「武道館決まりました!」とお知らせしてきても、さほど驚かなくなりました。
まあそんな武道館のステージに、モーニング娘。が約半年ぶりに帰ってきました。
現地には行っていませんが、録画していたCS放送を見ました。
今回は25周年を振り返る内容で、楽曲もメドレー形式で(しかも駆け足で)披露されました。ただ、やはりメドレーというのは、なじみのある部分をチョイ出しする程度なので、どっぷりとノスタルジーに浸る余裕はありませんでした。いっそ過去曲を集めたセットリストでも良かったように思ったのは、私だけでしょうか?
そして時折話題になる「歌割り」。今回は12期以降もわりとありましたが、やはりまだまだ先輩への偏りは強いなと思いました。
今回のハイライトは、やはり新人(17期)のお披露目でした。井上春華さんと、弓桁朱琴さんの二人が加入しました。すぐ新人に推し変しようとする悪い癖(悪いかどうかはともかく)を持つ私ですが、今回ばかりはどちらを推すか、選べない状況です。かえでぃー卒業後、モーニング娘。の推しは不在でしたが、この二人の新人さんについては、実際のパフォーマンスを見てから、推すかどうかは判断したいと思いますが…って、めっちゃ上から目線でごめんなさい。まあとりあえず明るい未来に就職希望されて加入したわけですから、期待しておきます。
そんなモーニング娘。も、秋ツアーをもって(ということは、時期的にはやはり12月ぐらい?)リーダーの譜久村聖さんが卒業します。次期リーダーは誰なのかというのが、どうしても話題になりますが、全く予測がつきません。

今年は先日の竹内朱莉さん、さらにはつばきファクトリーの山岸理子さんと、グループのリーダーが3名も卒業するという、大変革の年です。2024年から、ハロプロの景色は大きく変わるでしょう。なんだかんだで今年も下半期です。長く続いた体制の終わりが、間もなく現実のものとなっていきます。我々ファンは、ただ受動的に事の推移を見守るだけですが、新メンバー加入でこの夏から一足先に動き出すアンジュルムとJuice=Juiceは、個人的にも注目したいものです。

話がそれましたが、誰の卒業スペシャルでもなかった今回の武道館。久々の声出しOKということで、コールを聞いたことのないメンバーは、感無量だったと思います。そしてこの日、およそ半年前に卒業したかえでぃーは、「ムーランルージュ」で帝国劇場の舞台に立っているというのも、何かの因縁かもしれません。

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