びーち

日本の片隅の新米産婦人科 白目剥いたり、心折れたりしながらも頑張って働いてます。 思う…

びーち

日本の片隅の新米産婦人科 白目剥いたり、心折れたりしながらも頑張って働いてます。 思うことがありすぎて記事書いてみようとおまいます。 産婦人科がらみのことばかりかくわけじゃないです。

最近の記事

久々に

久々に書くのに、暗い話題なのですが… 日本の片隅で医療をしていても生まれてこられないたくさんの命をみる。世の中には泣き声なきお産が本当はとてもたくさんあって、処置をしている側の立場では、徐々に慣れていくところがある。 これは、決して良いことではないけど慣れなければこの一つ一つは、とても辛い、でもとてもよく直面するお産に立ち向かっていけないところもあると思っています。 でも、処置を終えてからたまに直球で辛くなる。なぜこの子を救うことはできないのだろう。 また、帰っておい

    • 優しいと甘やかすの違い

      私は患者さんを甘やかしてよく怒られます。優しいと甘やかすのは別だな〜と自分でも思うんですが、お母さんになりきれてない初産婦さんもバリバリの肝っ玉母ちゃんも小児科ではお母さんとして関わって産科でも胎児のためにって沢山言います。 つい、お母さんも疲れるよね、頑張ってもできなくて辛くなる気持ちわかる…と自分に甘い医者代表の私は思ってしまいます。 そして甘やかして患者さんのためにならないと怒られます。当然です… 私は甘やかされる所を選んで生きています。何より自分に激甘です。

      • パワハラ

        パワハラとはどこからを言うのでしょうか。 これ、別に医療関係と関係なくて悩んでる人たくさんいるとおもいますが… 医者には怒鳴る人意外と多いです。人の生死を扱う場、テンション上がったり危険度高い時は怒号が飛び交うし、私みたいな新米は怒られて怒鳴られることも珍しくないです。 それが正しいのかと言われると私は正しくないと思いますが、私にできることは自分は下の子にしないことだけです… 医者という社会的には一応勉強できてきた人たちの集まりの中でもトップの人というのは本当にすごい

        • 名もなき赤ちゃん

          突然ですが、私は新人産婦人科医です。 本当にできることが少なく反省ばかりの日々ですが…思うことを話していこうとおもいます。 タイトル通り産科では名もなき赤ちゃんやまほどいます。それぞれいろんな事情があってこの世に生まれ落ちて数分〜数時間で天に戻っていく子たちがいて、はたまた今後がどうなるかはおいといて元気に泣いて生きていく赤ちゃんたちが沢山いる。 そんな社会の闇も天国も見られるところから私の小さな目から見える世界のお話をしようとおもいます。