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性別に関係なく誰もが働きやすい社会を

「働く女性」がテーマのインタビュー小冊子「花束」を発行しました。取材にご協力頂いたのは、南相馬市小高区の職種の異なる4人の女性です。お仕事の内容やお仕事・生活で大切にしていること、今後の展望、小高の魅力などについて、インタビュー形式で伺ったお話をこの小冊子にまとめました。彼女たちの働き方や生き方を通して、「自分らしく生きる」ための勇気を届けると同時に、小高の魅力を伝える小冊子となっています。

発行の目的は以下の2点です。

①南相馬市小高区の女性人口の減少という地域課題を解決すること
②生き方・働き方に悩む女性が性別にとらわれず生き生きと働くためのエンパワーメント


大人の事情(?)により公式発表では①が主な目的となっていますが、自分個人の中では②も大きな活動目的でした。今回は②について自分の思いを残したいと思います。

男女平等やジェンダーフリーが掲げられるようになっても、未だ社会には女性の働きにくさが根強く残っています。
妊娠・出産・子育てと仕事との両立の難しさや、男性と比べ女性の出世が少ないことなど、働く女性たちの話を伺って多くの問題があることを知りました。また実際に自身のアルバイト経験でも、セクハラを受けたことがあり、女性として今後働くことへの不安を感じました。
どうして女性だからといって思うように働くことが出来ないのか。自分の性別に誇りを持ちたくても持てなくなってしまうのではないか。
そう思ってしまう社会が嫌で、少しでも変えたくて、「性別に関係なく誰もが働きやすい社会を」という思いを持って活動を進めました。


このような思いで作った小冊子ですが、内容は信念や誇りをもって働く「かっこいい」女性たちの魅力が詰め込まれています。彼女たちの経験や考え方から、きっと女性だけでなく全ての性別の多くの方にとって、働くこと・生きることについて考えるためのヒントになるのではないかと思います。元気が出ます。ぜひ、たくさんの方に読んで頂きたいです。

この小冊子の配布先は県内外の教育機関や男女共生センターなどを予定しています。


最後に、素敵なお話をお聞かせくださった4人の女性とご協力頂いた全ての方々、そしてかなり苦しんだ制作期間を一緒に乗り越えてくれた2人の友達に心から感謝しています。

多くの方の手にこの「花束」が届きますように。




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