きく「Never let me go」「Little boy and girl」marucoporoporo(2018 日本)


秩父前衛派・笹久保伸(ギター)の多様性を楽しんでいたら、彼の隣でピアノを弾く女性。(約一時間の動画あり。)marucoporoporoさん。
その荻窪ライブハウスでの動画をみて、どんな人かと。

2018年デビュー。作詞・作曲・編曲の全てを行なうSSW。
エレクトロニカ・アンビエントと、ワールドミュージックの境界も溶かしながらの、ウイスパーヴォイスによる囁き。
いにしえの日本で和漢の境をまぎらかしてきたように。
個人的には、ポップ・インドネシアの女性SSWが浮かんでくる。
Mian Tiaraの切実さ。Wangi Gitaswaraのイノセント。
音楽家の孤独を感じる。孤独を感じるから音楽でつなげるのでしょうか。
その音楽に共鳴する自分も孤独である。
皮膚により、世界と自分が分けられていて、
"自分"という存在は、"孤独"と同意だ。

好きなミュージシャンが数珠つなぎに見つかっていくのは嬉しいのだが、
それだけで日常生活が成り立つわけでは無いので、困ったことでもある。
でも、嬉しい。

好きな音、好きな事がたくさん見つけられれば、
この世と"つながり"が持てる。"興味"は大事な要素。生きていく上で。