見出し画像

柚木沙弥郎さんのチケット、有り難うございました

9月1日(金)午後1時半頃、大阪高島屋7階に、私はいた。

柚木沙弥郎さんの染色展示の看板を眺め、
入るべきか、入らざるべきかを考えていた。


「入られますか?」
ふりむけば、ひとりの女性。

怪しさを感じた私は、
「いいえ、入りません。」という返事をしてしまう。

チケット「柚木沙耶と仲間たち」を差し出す女性。
「よろしければ。」
ごく自然に、チケットを頂戴する私。
「有り難うございます。」

素早くエスカレーターへ、立ち去る女性。

ということで、自分で購入したフリをして特設展示場へ入っていく私。

柚木さん(1922-)の染色展示のほか、
武内晴二郎さん(1921-79)や、
舩木研兒さん(1927-2015)の陶芸品もあり。
柳宗悦さん(1889-1961)の「民藝運動」のジャンル。

二年前、大原美術館(岡山県倉敷市)に行ったとき、
工藝・東洋の館があり、そこで、柚木さんの染織も見てた、はず。
(染織の展示は少なかった。)
武内晴二郎さんは、
大原美術館の初代館長・武原潔真さん(1888-1981)の次男。


 第1章 出会いとはじまり
 ・民藝との出会い
 ・ひびきある仲間たち
 第2章 生活を彩る色・かたち・もよう
 第3章 ひろめる ひろげるー萌木会の活動

展示スペーステーマ

日本の藝術の歴史を見られるのは有難い。

今回のチケットを、迷えるオッサンに与えてくださった観音様、
このお礼は、誰ぞ知らぬ方を通し、お返しさせていただきます。