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「春よ」島崎智子

昨日の午後から、あったかくなってきた、関西では。
今日は、桜もちょい咲きで、いよいよの春です。
ツバメもジジジジ、唸ってました。よくきたね。

春よ

あなたの思うような女にはなれません
わたしのために人生を
棒にふって台無しにして下さいな
いく度愛されても愛し方がわかりません
わたしのために人生を
棒にふって台無しにしてほしいのです
不愉快なのは
あなたの母親の存在です
わたし以上の女の人に愛されてるなんてやるせない
いく度愛されても
愛し方は分かりません
そもそも愛とはなんですか?
棒にふって台無しにするものでしょう

身をのりだして
どんなに手を伸ばしても届かないところに
愛を食べつくす生きものを飼っている

あなたの望むような幸せは感じません
三度の飯よりなによりも
私は音楽になりたいです
覚悟がないのなら
これ以上近づかないで
わたしのために人生を
棒にふって台無しにしてほしいのです
わたしのためだけに人生を棒にふって
台無しにしてほしいのです

島崎智子著 「つじつまあわせ」 P. 12-14

「春」の曲ですが、ぽかぽか暖かくなるような春では無いですね。
綺麗な鳴き声のイソヒヨドリも出てきそうにない。
しかし、そもそも「春」とはなんでしょうか?

春は、仮死状態から決別し、新たな状態に生まれ変わるものです。
別れの季節です。

とはいいながら、人の性は変わらない部分もあり、
(男のことは置いとくとして)
女性は、相手に対して「全て」を捧げてもらいたいもの、では。

女性で連想するのは、個人的に「鬼子母神」です。
自分の子を育てるために、よその子を喰らう。

まぁ冗談です。。。半分。

島崎智子さんの曲をカバーされる方もいらっしゃるのですね。
higasiさんのギター弾き語りも よろしいかと。