聴く「砂の海」本條秀太郎

今、本條秀太郎さんの「三味線語り」という著書を読んでいる。

昨今の聴きやすくなってしまった民謡ではなく、
民謡のプロトタイプを求め、日本の音を紡いでいこうと。

失われた日本の音を掬おうとされている人がここにいる。

そうでありながら日本の音を枠に狭めることなく、
世界の音にも開かれている。

三味線自体、中国の三弦から、
沖縄・奄美の三線を経て伝わったものであるし。
(しかし、「さわり」は三味線から。)

著書よし、音色よし!