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千夜千冊以外も読まずにいられない

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千夜千冊関連以外、買わないことにしていますが、そういうわけにはいかないのです!
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2023年11月の記事一覧

うけとった「毎日を もっとゆっくりと」ベニシア・スタンリー・スミス(世界文化社 2016)

ベニシアさんの言葉をうつしてから、 こんなことを言うのもなんだけど、 私はあまり母親が好きではないので、 私の中の女性性が荒れていた。 社会人になって、居酒屋に行くようになり、 その居酒屋の女将さんが素敵な人だったので、 私の中の女性性が落ち着いてきた。 しばらくして、私は結婚した。 テレビを通してではあったが、 ベニシアさんの魂に触れ、 私の中の女性性は幸せになった。 私自身も。

再読「この国の終わり」林 秀彦 著(成甲書房 2006)

脚本家・林秀彦さんの「日本を捨てて日本を知った」を読んだのは1999年。 自分で出来ることからやらねばという思いはあっけなく消え、 日々に流され二十数年。表面的な「感銘」という言葉。 この本は、日本の多数からは「陰謀論」という扱いになるのでしょうか。 (多数とは、例えば、コロナワクチンを射ってしまった8割以上。) 政治思想家・副島隆彦さんは、「協同謀議」という言葉を使われていたかも。この方も「陰謀論」者ということにされているのかと。 ある業界の大手企業同士も「談合」が行なわ

ながめる「天正遣欧少年使節」

千夜千冊 1518夜は、楠木建さんの「戦略読書日記」。 話として、ビジネス戦略に落とし込んでいくので、 ビジネス書が大半ではあるが、それらばかりではなく、 ユニークな選定となっている。 私の好きな本「おそめ」(石井妙子 著)を扱った章題は、 『暴走するセンス』。祇園芸妓「おそめさん」の銀座の水商売の話。 全部で21章ある内の、20章が「クアトロ・ラガッツィ」を扱っている。 章題は、『グローバルとはどういうことか』。 天正遣欧少年使節をプロデュースしたヴァリニャーノ神父に焦点を

読んだ「歌の心を究むべし」濱田芳通 著(2017 アルテスパブリッシング)

ある音楽を聴きながら、それに関する本を読むのが 至福の時なのです。音楽は何を聴こうか。 濱田さんのリコーダーと、黒田京子さんのピアノの、即興。 (あやうく日本のファンク・グループ「在日ファンク」を  持ってくるところでした。  濱田さんの本に16ビートの話が出てきたもので。) ルネサンス~バロック期の古楽を演奏する濱田さんが、 ジャズピアニストの黒田さんと、即興ですから。意外でした。 濱田さんはマイルス・デイヴィスがお好きなようです。 本に書かれてました。 濱田さんの