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日本の音楽とは、何だろう?

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人生最後に聴く音楽は、日本の音楽の中から選ぶだろう。
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#新日本音楽

【田口和行の音道】(2024/ 6/14更新)

Can you see "Kazuyuki Taguchi" ? 作曲家・田口和行さんの生み出す音の磁場に立ち会える。 曲『-ade』(2010) 曲『楓』(2011) 曲『daydream dance I for tenor-recorder and piano』(2011)曲『moonlight dancer』(2012) 曲『a frozen doll』(2012) 曲『六花(Rikka)』(2012)曲『エリクサー2013 改訂版』(2013) 曲『星屑~

ながれる「春の海」宮城道雄(新日本音楽)

予定通り、「春の海」を聴く。正月にしか聴いていない。 あけましておめでとうございます。 正月は、正月の行事を味わいたい。 お雑煮を食べ、初詣に近くの神社へ。 帰ってきて、おせち料理と煮物。日本酒も少々。 「年末らしくない年末だな」とか「正月らしくない正月だ」とか その台詞は定番になってきている。 行事が壊れ、暦が壊れているからだろう。 思いがこもっていない形式的な行事も、あるだけましなのか。 このあいだ行なった餅つき大会は、初めての経験で勉強になった。 ここ数年、新年を

再生

きく「春の海」宮城道雄

「春○○」ですが、新春=正月に、どこででも流れてますね、サビは。 今日、宮城道雄さんの本が届いたものですから、音楽かけようと思いまして。 私は、今、「松岡正剛の千夜千冊」の「冊」を集めているところでして、 その一冊が、宮城道雄さんの「雨の念仏」です。2001/ 2/25、第一刷発行。 定価 1,800円(税抜)ですが、約2倍で購入しました。 しばらく、ネットでは品切でしたので。 さて、「春の海」の作曲された年は、昭和4年でした。この本に記載。 すっかり、日本伝統の音楽になっておりますが、 宮城道雄さんらが興した運動名は、「新日本音楽」というもので、 大正時代からはじめられ、洋楽の手法を取り入れられている。 つまり、それまで受け継がれてきた「日本の伝統音楽」は、別にあるわけです。 おそらく、新日本音楽以降の「日本の伝統音楽」は、 クラシック音楽と相性が良いのでしょう。 新日本音楽は、時代が要求したのでしょう。 では、それまでの「日本の伝統音楽」はどのようなものだったのか? というのが私の知りたいことになります。 ご存じの方いらっしゃれば、教えてほしい。