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“DCプランナー”資格更新通信講座受講

 “DCプランナー”(企業年金総合プランナー)の“DC”とは、“Defined Contribution Pension”(確定拠出年金)の意味で、いわゆる“DB”と呼ばれる“Defined Benefit Pension”(確定給付年金)と、対比されるものであり、公的年金にプラスアルファして支給される企業年金・私的年金のことです。

 確定拠出年金とは、よく言ったもので、拠出、すなわち、掛金は一定なんですが、給付である年金(一時金のこともある)は、個々人が運用指図した実績によって、バラバラになるという代物です。

 対比される確定給付年金とは、企業年金の一種で、給付である年金(いわゆる退職金の一部である退職年金のことを指す)は、退職金に応じて決まってくる(確定している)のですが、その掛金を拠出する企業にとっては、拠出額が運用状況などによって、変動するので、経営に与える影響が大きく、実施事業所が相当数減少してきた経過があります。

 つまり、確定拠出年金を実施する企業にとっては、掛金の拠出が一定のため、将来にわたっての事業計画が立てやすいといったメリットがあるのです。

 そういった感じの確定拠出年金周りのDCプランナーですが、冒頭にも掲げたとおり、企業年金総合プランナーを標榜しており、DCやDBなどの企業年金はもちろん、公的年金などの個人のリタイアメントプランや、DCに関連して、金融資産の運用設計にも関与する資格なんです。

 で、私は、DCプランナーの1級資格を保有しています。

 確定拠出年金が始まったのは、2001年(平成13年)10月ですが、初回の2級DCプランナー資格試験に引き続く、1級DCプランナー資格試験(これも当然初回)を2002年(平成14年)1月に受験し、合格しています。

 DCは、長いこと日陰者でしたが、個人型確定拠出年金について、公務員や専業主婦にも、加入者の範囲を広げ、その名も“iDeCo”(イデコ)と呼ぶようになってから、かなり脚光を浴びるようになって来ています。

 かくいう私も、少額ながら、iDeCoに加入しています。

 もう加入してから、丸5年ほどになりますが、まずまずの運用成績を出しています。

 私は、1級DCプランナー以外にも、社会保険労務士とCFP(FP資格上級)を保有していますが、公的年金などのリタイアメントプランニング周りと、金融資産運用設計周りで、複数保有による相乗効果(シナジー)が得られる資格なんですね。

 ときどき、互いに関連性の薄い資格を多数保有されている方を見かけますが、趣味で取得しているならいざ知らず、業務には役に立つのかなと感じたりします。

 どうせ苦労して取るのならば、関連性の高い資格を取得した方が、資格試験も互いの分野が重なって取りやすくなりますし、何よりもこの分野の専門家というのが、端から見てもわかりやすいです。

 ちなみに、資格というのは、後になればなるほど、難化していくものが多いですから、DCプランナーに関しては、初回取得というのは、賢明だったと思います。

 DCプランナーは、2年に1度の資格更新があり、研修会受講または通信講座修了が資格更新の条件になりますが、その通信講座をこのたび受講したのですね。

 “きんざい”(金融財政事情研究会)による通信教材で、内容は大変しっかりしていますが、それを今日丸一日、8時間ほどかけて、テキストを読み、課題を解きました。

 資格というのは、法令等の改正もある中で、知識のブラッシュアップを図るためにも、更新研修などの手続きがある方が、賢明だと思います(面倒だなぁとは思いますが…。)。

 本日、11/3(木)は、文化の日でしたが、通信講座受講により、「教養・文化の日」になったかな、なんて一人ほくそ笑んでいます。

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