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水出し緑茶・マイボトルにて持ち歩き☆

 ネットで調べてみると、日本で、いわゆる日本茶として飲める状態の液体のお茶として売られるようになったのは、1985年の缶入り煎茶(伊藤園)からだったようです。

 その後、1990年以降、ペットボトル入り緑茶飲料が登場すると、緑茶飲料の主要容器は缶からペットボトルに移行していきました。

 そりゃそうでしょう。缶ならば一息に飲み切らねばなりませんが、ペットボトルならば、ふたを閉めれば、分けて飲めますから、便利に決まっていますよね。

 ここで、少し面白い指摘をしましょう。
 「40年前(1983年)、緑茶飲料(液体)には値段があったか?」

 外国の方には、とても不思議に思われるようですが、日本では、レストランに行くと、自動的に、水やら、お茶やらが、「タダ」で出てくるのです。

 日本以外の国では、水が大変貴重なので、水やら、お茶やらは、「オーダー(注文)」しないと出てこないのです。しかも有料です。

 ちなみに、海外旅行に行ったとき、水を所望して、「ウォーター、プリーズ」と言ったら、“オーダー”と聞き間違えられて、“メニュー表(お品書き)”を持ってこられた経験がありました。

 そこで、英会話の授業で習った英語の“water”は、“ワラ”と発音するといいよというのを思い出し、「ワラ、プリーズ」と言ったら、ちゃんと「水」が出て来ました。

 話を戻しましょう。つまり、40年前には、日本茶(液体)には、「値段がなかった」のです。売る物・買う物として認識されていなかったのですから、「タダ」だったんです。

 それを売る物・買う物として、日本人に目覚めさせたというのは、ある意味、メーカーとしては画期的なことだったでしょう。

 その日本茶ですが、今や、急須で入れて飲んでいる人は、少数派ではないでしょうか。お茶っ葉で、急須でこして飲むなんて、何だか少しぜいたくな気がするのは、私だけではないはずです。

 それが何に変わったかと言えば、前述のとおり、ペットボトルなんです。

 しかしながら、このペットボトルが便利すぎたため、そのことによる廃棄問題も含めた資源の過剰使用が課題になっています。

 そこで、今、話題になっているのが、ペットボトルの代わりに、「マイボトル」を持ち歩こう、という流れです。“軽い社会運動”の様相すら呈しています。

 私は、水出し緑茶50パック入り、大体500円くらいのモノをスーパーで購入し、2l入りの容器に、2パック入れて(1パック/1l)、少しかき混ぜ、冷蔵庫で冷やします。

 つまり、2lあたり、大体20円くらいで、日本茶飲料ができてしまうのです。ちなみに、今、自動販売機で、500mlのお茶を購入すると、160円くらいしますから、次のような計算ができます。
・ペットボトル…160円/500ml→320円/l
・水出し緑茶…20円/2l→10円/l
 ⇒つまり、ペットボトルのコストは、水出し緑茶の32倍にもなるんです!!


 水出し緑茶は、私は、水道水で作っていますが、日本の水道水は優秀なので、何の問題もありませんし、逆にカルキの入っていないミネラルウォーターは、夏場、腐りやすいはずですからね。

 これを500ml入る「マイボトル」に詰めて、出かけるときは持ち歩きます。

 私は、甘い飲み物を、ややもすると口にしてしまうので、その防止になりますし、「マイボトル」を持つことによって、必要以上のペットボトル類の消費をしなくなることから、環境にもやさしいことになります(^^)/。

 緑茶の健康的な効果はもちろんですが、「マイボトル」にすることによる経済的・環境的効果は、結構優れものかも…ですね。

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