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貯蓄一千万円=収入↑・支出↓・運用↑

 どんな人であれ、つまり、収入の多い人であろうと、収入の少ない人であろうと、貯蓄残高をこれまで以上に増やそうと思ったら、次の3つの方法しかありません。

①家計に入ってくるお金を増やす(収入↑)

②家計から出て行くお金を減らす(支出↓)

③家計にあるお金を運用する(運用↑)


 これをまとめると、家計における貯蓄残高を増やすための「お金持ちになるための方程式」となり、次のとおりです。

●お金持ちになるための方程式
 (収入↑-支出↓)+貯蓄×運用利回り↑
=貯蓄残高↑↑


 学校の先生だったら、「ここは試験に出るから、覚えておきなさい!」とでも言うような重要論点です。
 ※今や、高校などでも、遅ればせながら、金融教育がなされるようになって来たと言いますから、教育現場で、本当にこんなセリフがささやかれているかもしれませんね。

 その中でも、基本となるのが、算式の( )内が「収入-支出>0」、つまり、「収入>支出」となるのが、家計の大原則です。

 これが、昔から言われているところの「収入の範囲内で生活せよ。」という教えなんです。

 これがまず守られていないと、どんなに収入が多かったとしても、早晩、家計は破綻します。

 よく聞かれるのが、宝くじで大当たりした人が、数年後にスッテンテンになって、大借金生活になってしまうという話です。

 これは、その人のお金の器に入りきらない大金を思わず手にして、支出がメチャメチャに増加し、結果破産するという話です。

 つまり、「収入-支出<0」、「収入<支出」になってしまったが故の惨事です。

 これを成り立たせるためには、家計において、①収入↑と②支出↓とが必要です。

 そのために、現実的であり、簡単な方法が、「先取り貯蓄」です。

●先取り貯蓄の方程式
 「収入-支出=貯蓄」⇒「収入-貯蓄=支出」


 つまり、収入からどんどん使って行って、月末に「残ったら貯蓄」ではなくて、収入があったら、即座に天引き等で、貯蓄によけて(「先取り貯蓄」)、その残った分で次の月まで生活していくというスタイルに切り替えることなんです。

 これが自然にできている人は、自然にお金が貯まります。ちなみに、先取り貯蓄の手取り収入に占める割合は、10~25%が望ましいとされています。

 そして、先取り貯蓄の初級者は、積立定期預金など元本割れしないモノでもいいのですが、ある程度、習慣化してきたら、積立投資を行うべきです。

 現在ならば、iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(非課税投資制度)など、月々の積立による資産運用をサポートしてくれるシステムも、かなり充実してきました。
 ※これらのシステムは、現政府の後押しで、数年後には、さらに有利さが拡充する見込みです。

 例えば、これらで、月々の積立により、投資信託を購入したとします。この投資信託が、株式投信のようなものであれば、長い年月の積立を前提とすると、年利回り3%くらいの運用利回りの実現可能性は高いでしょう。
 ※国内・国外の株式・債券にバランスよく投資するバランス型ファンドがお勧めです。

 これにより、③運用↑も可能となります。

 ①収入↑・②支出↓・③運用↑の3つが成立すれば、「貯蓄一千万円」などはラクラク越えられるでしょう。後は、理論もさることながら、実行・実践あるのみです(^^)/。

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