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単価の高くないモノで、少しのぜいたく

 何もかもをぜいたくするほどの稼ぎは残念ながらないのですが、比較的モチのいいモノで、単価がそれほど高くない品物について、それをちょっといいだけのモノを買うといいよ、って話を聞いたことがあります。

 私が聞いた話では、月に1回も買い換えないバターとか、1か月以上もつかなと思われる歯ブラシとか、何年かもつ靴下とか、また、数年に一回しかおそらく買い換えないとか…、それぞれの品物の単価はいいモノにしたって、べらぼうじゃないはずなんですが、ケチっているわけじゃなくても、あまり高くないモノを買っていたりします。

 『夢と金が9割』(鴨頭嘉人かもがしらよしひと著・鴨ブックス刊)という2023年8月22日初版の本を読みました。
 ※出版社名からして、自費出版に近い形なのかもしれません。今どき珍しいハードカバーで、なんと2,500円(税込)もします。買った後、値段を見て、結構びっくりしました。

 本屋さんで、えらく平積みされており、売れているのかなと思い、購入してしまいました。

 おそらく、この本は、この人の友人である西野亮廣にしのあきひろ著の現在、ベストセラーになっている『夢と金』(幻冬舎刊)から影響を受けているタイトルと思われます。ちなみに、大変読みやすい本です。

 『夢と金』にしても、『夢と金が9割』にしても、かなり大胆なタイトルです。少なくとも、自分に自信が相当ないと付けられないタイトルでしょう。

 『夢と金が9割』では、お金に関する二つの法則と一つの実態を指摘しています。

①お金の価値は変わる
②お金は移動したときだけ、人を幸せにする
③日本はお金の教育を全くしていない


 このうち、①はお金持ちの人と貧乏な人とでは、お金の相対的な価値が変わり、②では、お金持ち(例:高齢者)から貧乏な人(例:若い人)へお金を移動したら、お金を渡した人も渡された人も、幸せになると説き、③では、そういうお金の教育が日本では、全くされていないから、日本中が貧乏に向かっているのだと言います。

 その中で、面白いことを指摘しているんですね。

 「お金を受け取れるようにするには、まず、みずから払え。」

 つまり、一定以上の金銭を受け入れられるようにするためにメンタルブロックを外すべく、まず、みずから払える人になれ、と言います。

 世の中には、物理の法則のように、振り子の法則が働いており、払った人には、払われると言います。

 そうかっ!と思いました。私も、ル○・ヴィトンの長財布を買い換えて、ロ○ックスの腕時計でもこうたろうかと思いましたが、とりあえずは、目先のお金も大切ですので、貯めてから購入することとして、身の回りのチンケなものを、新しい、ただちょっといいモノに切り替えてみようと思いました。

 冒頭の話ではないのですが、そんなに単価が高くなくても、ちょっと足せば、それなりにグレードが良くなるモノってあるはずなんです。

 風呂場のフェイスタオルを買い換えてよ、と奥さんにお願いしていたのですが、なかなか動きが遅いので、デパートで、とも思ったのですが、無○良品で、一番高いフェイスタオルを購入してみました。

 今までのタオルが、1本百円もしないようなタオルでしたので、今回のは1本490円(税込)と、価格にして5倍レベルに切り替えて、前のは即破棄し、使用開始しました。

 まぁ、ものすごい高価格帯ではありませんが、値段が5倍は、そりゃ使用感が異なります(異ならなかったら、怒るだろ!!)。ささやかなぜいたくですが、世の中、値段相応にできているものですね。納得・納得(^^)/。

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