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日本人はお金が苦手?お金と武士道の関係

音声で聞きたい方はコチラ。

皆さま、お金というものにどういうイメージを持っていますか?

ネガティブなイメージを持っているという方、意外と多いのではないでしょうか?

お金の話をする時…
汚い話だけど…
やらしい言い方になるけど…
なんていう枕詞をつけたりしませんか?

金儲けの話になんとなく嫌悪感とか抵抗を感じたり…
働かざる者食うべからずだから、不労所得で暮らしている人をよく思わないとか…
最近やっと広がり始めましたけど、投資マインドって中々日本人に定着しないんですよね。

これらの原因ってもしかして武士道のせいかもしれません。

武士道で最も大切な教えは「義」です。
正しいことや正しい行いという意味の教えですが、それと同時に損得を考えないという意味もあります。
損得を考えると、誰も戦でなんて死にたくなくなりますからね。
損をしようが正しいことを貫こう!というのが武士の考え方です。

そういう考えから、計算高い人は卑怯者だとかいう考えにまでなっていきます。
損得や計算がよろしくないのであれば、当然その象徴であるお金も同じということです。

恐らくこの辺の考え方が私たちにも流れてきてるんだろうなと思います。

これって多くの日本人に共有される強烈な「思い込み」なんですよね。

お金の話がなぜやらしくて汚いのか?
冷静に考えていくと、意味不明なんですよね。

現代はお金がなければ生活していけない時代です。
善悪はもちろん大事ですが、損得というものもしっかり考えていく必要があります。

何年か前の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となった渋沢栄一という人はこんな言葉を残しています。

「士魂商才」

武士の魂と、商売の才能、どちらも併せ持つ必要があるということです。

正しいことをして、正しくお金をいただく。
そうしていれば、何もやらしくも汚くもないはずです。
正しいことをずっと大切にしてきた私たち日本人だからこそ、正しくお金を稼ぐこともできるはずですよね。

いかがでしょうか?
何となくお金にネガティブイメージを持っていた方、少しイメージが変わったりしませんか?

私たちはたくさんの思い込みを作り出し、その思い込みに縛られて生きています。
でも、これは思い込みなんだ!と気づくことで、そこから変化が始まったりします。

どうせ思い込みなら、自分を縛り付けるものより、自分を自由にしてくれる思い込みを持ちたいものです。

それでは今日はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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