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大切な時期だとお父さんは気付いて欲しい

妊娠中の娘が泣きながら帰ってきました。

「夫が赤ちゃんの事を考えてくれない。」と。

以前、もう1人の娘も
悪阻中、ガイコツの様に激痩せしていて
1人でポロポロと泣く姿を見て
会いに行った私は、頭の血管が切れそうになった事を思い出しました。

男性が父親になるのは遅いです。
自分の体は、変化しないのだから仕方がありません。
(何十年経っても父親になれず、自分優先の人も多いですが。)
しているつもりでも、的を得ていない事も多いです。
どうすれば良い?とお母さんに聞いても、
お母さんも経験した事が無いので、分からず不安なのです。

キツく言いそうになるのを必死におさえ
次の日、今どういう状況下にあるのか、
妊婦が何を思い、何を望んでいるのかを
分かりやすく説明しました。

その日の夜は、血圧が上がっているのを
自分で感じる程、怒っていたと思います。

でも、義理の親が怒鳴ったら娘婿は萎縮してしまう。
もしかしたら、反感を持ち、話も聞かないかもしれない。
イライラしながらも、受け入れてもらえる様に
言い方や内容を考えるのは、とても大変な事だった事を思い出しました。

同じ様な事が、またもう1人の娘にも起きました。

娘婿達は、言えば気付いて行動してくれるのです。
ただ知らない、現実味が無いだけ…なのです。
夫婦で喧嘩をしても、感情的になり、
また馴れ合いもあるので伝わらない事もあります。

今回も、色々と説明しました。

この様な事は、沢山あると思います。
知らない。気付かない。から、出来ないだけ。

娘婿であるお父さんにも言い分はあるし、
どちらが悪い訳でもありません。

今は夫婦2人で働かないと、家計を支えられない時代です。
当然、仕事は2人で家事は2人で…となります。
仕事も2人共にキャリアがあります。
そうなると子供を産もうと思えば
女の負担が増え、見えない悩みが出来る事になりますよね。

家事や子育てに協力的なお父さんなら、
お母さんも負担分に、目を瞑る事が出来るけれど
協力してくれないと不安と不満が溜まってしまいます。

今、国は子供を増やそうとしているけれど
女の不安や負担を理解している人達は
どれくらい居るのでしょう。
お金さえ与えれば良いと言うものでも無い気がします。

何故、幼い頃から出産前後の勉強をしないのでしょう。

核家族で、しかも初産なら
余計に、お母さんの不安や恐怖は計り知れないのに。

私は妊娠中から子育ては始まっていると思っています。
お腹の中で、人の体や脳を作っていくのですから。

遺伝や原因不明で赤ちゃんに障害などが出る事もあるけれど、
お母さんが笑顔でいる事が大切で
幸せホルモンを沢山出す事が必要で
お父さんは、お母さんに笑顔でいてもらう事が
妊娠中からの役目だと思うのです。

子供は簡単には産まれないし、育ちません。
たまたま夫婦の子供として
お腹に入ってくれただけで、
努力をしなければ親にはなれません。

お母さんが身を切り、必死に親になろうとしているのだから、
お父さんも、相当な努力をしないと
親になれないのは当然だと思います。
妊娠中から、子育ては始まっているのだと分かって欲しいです。

昔、カカア天下と言う言葉がありましたが
お母さんが笑顔の家庭は、子供も伸び伸びと育つし
お母さんを笑顔にさせる、お父さんが居る家は強いです。

それに、妊娠中と出産後数年は
夫婦にとって、とても大切な時期でもあります。
その後の人生を左右すると言っても良い程だと思います。

目の前にある、当たり前にこの先も続くと思っている幸せは
一瞬にして、手から溢れてしまう事もあるのです。

こんな事を書いていたら
娘から、笑顔の連絡がありました。


縁があって夫婦となり、
宝と言われる子供まで授かったのですから
その宝を、夫婦で、守り、育てていきましょう。
お父さんの役目は、妊娠が分かった時から
とても大切なのですよ。



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