コンプレックスの話
痛い。歯が痛い。
歯が痛い=虫歯と思われがちですが、そうではありません。
現在私は歯の矯正治療をしています。昨日ようやく下の歯に矯正器具が付いたので、歯が動く鈍い痛みに耐えているのです。
私は生まれつき反対咬合(通常は上の歯が下の歯の前にあるのが普通ですが、その逆になっている状態です)つまり「受け口」です。
私の父と兄も反対咬合で、見事に父の遺伝を受け継いでしまったようなのです。兄は私よりも噛み合わせが酷く、幼いうちに矯正治療をさせてもらっていましたが、なぜか私は「そこがあなたのチャームポイントよ」という母からの謎のセリフを言われ続け、20歳を過ぎるまで治療をできずにいました。昔から私は自分の歯並びがコンプレックスだったので、治療したくてもさせてもらえない状況が苦痛でした。受け口に加え八重歯まであった為、笑った時にきれいに前歯が出ないこと。そこまで酷くないものの、いわゆるしゃくれている状態なので横顔が綺麗に見えないこと。周りの人はみんな普通なのになぜ私だけ違うんだと悩み続けてきました。
学生の頃は我慢し続けていましたが、社会人になり、より多くの人と出会い関わっていくうちに「矯正したい」という思いがとても強くなりました。
念願かなって去年の年末から矯正がスタートして今に至るわけですが、現在上の歯はかなり歯並びが良くなりました。鏡で自分の歯を見てニヤニヤするするのが日課です。
冒頭に昨日から下の歯にも器具がついて、鈍い痛みに耐えていると話しましたが、私は「痛み」というものにべらぼう弱いらしく、口半開きで痛い痛いと嘆きながら文字を打っています。大人なのに情けないものです。
食べ物を噛むことができないので、しばらくはおかゆ生活に逆戻り。
しんどいですが、時には我慢も必要ということですね。
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