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ディズニーバケーションクラブとは


DVCメンバークルーズの旅行記を書くにあたって
そもそもDVCとはなにか、を知っていないといけません。

DVCを知っている方は多いかもしれませんが日本から撤退して早数年、DVCとは
なんぞや?と思われる方もいると思いますので本記事でDVCの説明をしていきたいと思います。


DVCとはなんぞや


ディズニー・バケーション・クラブ[Disney Vacation Club]の略称
ディズニーの所有するタイムシェアのメンバーシップのことであり
メンバーの方々は、ハワイやフロリダなどにあるディズニー・バケーション・クラブ・リゾートタイムシェアのリゾートを所有することができ、夢のような楽しいバケーションが体験できます。

ディズニー・バケーション・クラブ[Disney Vacation Club]

タイムシェアについて

一般的なタイムシェアについて説明しますと

タイムシェアとは、ホテルや豪華なマンションなどの部屋に1週間単位で滞在する権利を複数人で共有することです。別名「バケーション・オーナーシップ」や「ホリデー・オーナーシップ」とも呼ばれています。

タイムシェアは、1つの物件の利用権を1年分、週換算すると51週分に分けて売り出されているため、最大で51人のオーナーでシェアすることになるのです。

もちろん、1週間分以上購入することも可能。また、タイムシェアで購入できるものは物件だけではありません。

大型クルーズ船
豪邸
高級ホテルの一室
コンドミニアム
山小屋
ヨット

宿泊施設だけでなく、船やヨットなどもタイムシェアできるので、バケーションの幅も広がるでしょう。こういったタイムシェアは欧米を中心として世界中で人気となり、莫大な規模の一大産業になっています。

タイムシェアは、別荘やセカンドハウスを持つには費用がかかりすぎるし、そう頻繁に利用しないといった方におすすめの権利形態で、「1年間に1週間だけ、ハワイの別荘で休暇」という使い方が一般的になっています。

タイムシェアには「フィックス」と「フロート」という2つの購入方法があります。

フィックスとは
「固定週」と呼ばれ、1年間のうち、利用する週が固定されているタイプで、休暇時に旅行するなど、    毎年同じ時期に旅行するという方におすすめです。

フロートとは
一方、フロートとは「浮動週」と呼ばれ、購入時には滞在する週が決まっておらず、都度予約を入れるタイプです。

毎年休暇時期や旅行に充てられる時期が未定の方におすすめです。

一般的な「タイムシェア」とディズニーのタイムシェア(DVC)の違いについて


DVCの場合は不動産の権利を購入し購入額に応じた宿泊で使えるポイントが毎年付与されるという

ポイント制を導入しています。

・ディズニーの不動産の権利を買う
・購入した不動産に応じてポイントが付与される
・ポイントを使って宿泊する

一般的なタイムシェアでは、自分が権利を購入した不動産にのみ宿泊ができます。

しかし、DVCではホーム(購入した不動産のホテル)以外でも利用出来ること、時期や回数も自由に選択できることです。DVCではポイントを使い、世界各国のディズニーリゾートに宿泊することができます。

ホームとその他のホテルの違いは予約できる期間です。

ホームでは11か月前から、ホーム以外では7か月前から予約開始になります。

DVCについての詳細

DVCについてもう少し詳しく書いていきます。

DVCのポイントで出来ること


まずはリゾートへの宿泊です。宿泊できるのはホテルは大きく分けて2種類

  • ディズニーバケーションクラブのホテル

  • ディズニーリゾートのホテル(東京のホテル含む)

その他

  • ディズニークルーズライン

  • アドベンチャーバイディズニーというディズニー主催のツアー

DVC の必要ポイント数は部屋単位です。
宿泊可能人数はありますがその人数内であれば消費するポイントは変わりません。

DVCのリゾート
2023年9月現在、利用できるリゾートは17軒です

ハワイ
アウラニ

カリフォルニアディズニーリゾート
ディズニーランドホテル・ヴィラ
グランドカリフォルニアンホテル・ヴィラ

フロリダ ウォルトディズニーワールド
ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパ・ヴィラ
ベイ・レイク・タワー・ディズニー・コンテンポラリー・リゾート
ディズニー・ウィルダネス・ロッジ・ボルダーリッジ・ヴィラ
ディズニー・ウィルダネス・ロッジ・コッパークリーク・ヴィラ&キャビン
ディズニー・アニマルキングダムジャンボハウス
ディズニー・アニマルキングダム・キダニヴィレッジ
ディズニー・ビーチクラブ・ヴィラ
ディズニー・ボードウォーク・ヴィラ
ディズニー・オールド・キーウェスト・リゾート
ディズニー・ポリネシアン・ヴィラ&バンガロー
ディズニー・サラトガスプリングス・リゾート&スパ
ディズニー・リビエラ・リゾート

ディズニーリゾート以外
ディズニー・ヒルトンヘッド・アイランド・リゾート
ディズニー・ベロビーチ・リゾート

すべてのリゾートが、10ポイント代から利用できます。

DVCの素晴らしいところは各リゾートのフラグシップホテルであるデラックスリゾートにも宿泊可能なところです。

特にディズニー・グランド・フロリディアン・リゾートは
普通のホテルルームでは1泊10万以上(円安の影響もありますが)になることも。DVCを使用すれば7泊以上の滞在も可能になります。

ディズニーリゾートのホテル

2023年9月現在、世界36のホテルに泊まることができます。

ただDVCの施設ではないためポイントは割高です。

ハワイ アウラニ 1軒
フロリダ ウォルトディズニーワールド 19軒
カリフォルニア ディズニーランドリゾート 3軒
香港 香港ディズニーランド 3軒
フランス ディズニーランドパリ 5軒
日本 東京ディズニーリゾート 5軒

2023年 最低ポイント数の比較
アウラニ アウラニディズニーリゾート 37ポイント
ウォルトディズニーワールド オールスターリゾート 10ポイント
カリフォルニアディズニーランド パラダイスピアホテル 34ポイント
香港ディズニーランド エクスプローラーズ・ロッジ 25ポイント
ディズニーランドパリ セコイアロッジ 31ポイント
東京ディズニーリゾート セレブレーションホテル 24ポイント

その他DVCのポイントで、ディズニークルーズに乗ることができます。

定番のフロリダ発のクルーズは、
1人あたり100ポイント~です。
2泊などショートクルーズでは1人60ポイントで乗れることもあります。

メンバーシップの価格


最低購入ポイントは現在150ポイントになってます。

アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラの不動産所有権を現金でご購入いただく場合の例をご紹介します。
※金額はすべて米国ドルで計算されています。

150バケーションポイントの場合

一括払いの購入価格 32,550ドル(2022年12月4日現在)
契約手数料 約590ドル(2022年12月4日現在)
2023年の年間管理費 約1,302ドル(年間管理費額は毎年変更されます)

現在購入できるリゾート権


現在ディズニーバケーションクラブから購入できるリゾート
アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラ コオリナ・ハワイ(ハワイ)
ディズニー・グランド・フロリディアン・スパ&ヴィラ(フロリダ)
ディズニー・リビエラ・リゾート(フロリダ)
ディズニーランドホテル・ヴィラ(カリフォルニア)

購入場所

現在ヴィラの見学、直接購入はアメリカ国内のみです
日本人でしたらアウラニで日本語で説明、購入可能です。

※東京ディズニーシーやイクスピアリにも販売店がありましたが、2016年に撤退しました。

その他、電話でも可能との情報もありましたが詳細は不明

DVCを購入するメリット


毎年、もしくは2年に1度ほどで海外ディズニーに行くならお得
維持費の約10万円で海外の高級ホテルに宿泊できるのはとてもお得です。

グランドフロリディアン・リゾート&スパのポイント数を見てみます。

6月から8月末までの夏休み期間
リゾートスタジオ&デラックス・スタジオ 日曜~木曜 18P
                    金曜~土曜 21P
                    1週間    132P

世界の果てまでイッテQでも紹介されたアニマルキングダム・ロッジのポイント数を見てみます。

デラックス・スタジオ     日曜~木曜  9P
               金曜~土曜  12P
                     1週間   69P

グランドフロリディアンは少々お高めですがアニマルキングダムのホテルは
一番お安い部屋でなんと1週間で69ポイント。夏休みの期間でです。

ミッキーネットさんでこのホテルに泊まるとこの期間でいくらなのか見てみます

アニマルキングダム・ロッジ       1泊あたり約 80,067円
グランドフロリディアン・リゾート&スパ 1泊あたり約 126,474円

WDWは大体5泊から7泊泊まることが多いので5泊でもアニマルキングダムでは約40万かかってしまいます。
初期投資はありますが初期投資+維持費を考えても10年もかからず元が取れることが多いのです。

ポイントの繰り越し・前借りができる


ポイントを使い切れなくても、翌年に繰り越しができます。

例えば、100ポイント所持しているとします。

前年の100ポイント
今年の100ポイント
翌年の100ポイント

合計で、最大で300ポイントを1年間で使うことができます。

300ポイントあればグランドフロリディアンでも2週間泊まることも可能ですし、さらに上のグレードでも1ベッドルームヴィラなどの部屋にも1週間で301ポイントとなります

足りない場合臨時ポイントをワンタイムユースで購入できる


上の例ではグランドフロリディアンでは1ベッドルームヴィラなどの部屋にも1週間で301Pと300ポイントでは1ポイントだけ足りません。

あとDVCではどうしてもポイントが足りない時に、1シーズンに24ポイントまではワンタイムユース(1回使い切り)のポイントも購入出来ます。

現在1ポイント20ドル

このポイントはこの時のみで使えるポイントですので元々のポイントが増えるわけではありませんが
1ポイントだけ購入すれば1ベッドルームに1週間泊まれますね

メンバー限定のイベントに参加できる


ムーンライトマジックなどメンバー限定のイベントをたびたび開催されます。メンバー限定なので、少ない待ち時間でアトラクションに乗れることが出来たりここでしか出ないキャラクター、衣装のキャラクターとグリーティングができる。

DVCメンバークルーズ

年に1度DVCメンバーのみのることのできるDVCメンバークルーズが   あります。

通常のクルーズと違うのはディズニーのレジェンドと呼ばれる人たちや
ブロードウェイのミュージカルで活躍する方が乗船され講演やショーを行ってくれる。
通常の10倍以上の特別なギフトがもらえる等普通のクルーズには戻れないスペシャルなクルーズです。

メンバー特典が素晴らしい


・パークチケット、ハロウィンやクリスマスなどの特別イベントのチケットが割引になる

DVCメンバー専用の年間パスポートがある

・パークやホテルのレストランで、10%~20%の割引を受けることができる

様々なディズニーリゾートで、グッズの割引特典を利用できます。

  • カリフォルニア ディズニーランド 10%

  • ハワイ アウラニリゾート 10%

  • フロリダ ウォルトディズニーワールド 20%

  • ディズニークルーズ 10%

  • ディズニークルーズは、特定の商品を$50以上購入の条件があります。

メンバーラウンジが利用できる
ウォルトディズニーワールドのパークの1つエプコット
カリフォルニアのディズニーランド
この2か所にDVCメンバー専用のラウンジがあります。

ポテチなどのスナックを貰えたりお水、ジュースなど飲み放題で
ゆったり過ごせるラウンジが使えるのは魅力的だと感じます。

さらにはスマホの充電もできます。

デメリット


DVCを所持する上で、考慮しなければいけないのはデメリットです

管理費が毎年上がっていく


DVCの管理費は、毎年3~6%上がっています。
毎年数パーセントだとそこまで負担がかからない気もしますが
10年、20年後はどうなっているかわからないですね。
それと数パーセントの上昇よりもここ最近の円安の影響をもろにくらうと大変です。

宿泊費以外の実費がかかる

ホテルはポイントで賄えますがパークのチケット代、食費、航空券代は別にかかります。
そのため我が家も含め航空会社のマイレージを使う方がとても多いです。
普段の生活費をすべてマイルをためることに使えば年間で結構貯まります。

ツアーが使えなくなる


DVCを利用するため個人旅行になります。
飛行機の手配、シャトルバスの予約、ホテルの予約、トラブル対応、すべて個人でやる必要があります。

東京ディズニーリゾートで使うと損


海外はちょっと遠いので近場の東京ディズニーリゾートでポイントを使おうと!考える方もいます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外パークに行けない状況が続いていた時に東京でポイント消化した方も多かったです。
使わないと失効してしまいますから。

東京ディズニーリゾートへの宿泊に必要な最低ポイントをまとめます。(2023年7~12月)

  • セレブレーションホテル 24ポイント

  • アンバサダーホテル 43ポイント

  • ディズニーランドホテル 59ポイント

  • ホテル・ミラコスタ 67ポイント

  • トイストーリー・ホテル 34ポイント

アウラニやWDWのホテルと比べていかにポイントが高いかわかると思います。最低ポイントの150ポイントを持っていたとしてもミラコスタなどは年に2泊程度しかできません。

我が家はなぜDVCメンバーになったのか


我が家の事情は少し特殊で、元々WDWによく行く家庭だったことが大きい理由です。(日本在住です)

小学生ごろから長期の休みになると年に1、2回アメリカのディズニーに連れていかれました。
当時はしばらくすると「家でごろごろしたい」と帰りたい的な発言もしていたのですが今となってはなんてもったいない(笑)

WDWはまさに我が家の”アナザースカイ”だったのです。

諸事情で数年ほど海外ディズニーから離れていたこともありますが2012年の
頃からまたwdwに行くようになりました。

たまたまアウラニに旅行中勧誘されそのままメンバーに(笑)

もちろんアウラニがホームではありません。

wdwに不動産を所有できるということそのものが大きな理由でした。
他のイベント参加やクルーズは後からこんな利点が!と思ったほどです。

ただグッズの20パーセントオフは本当に助かっています。
お土産代だけで元とったかも(笑)

以上がDVCについての記事になります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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