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人工知能と心理学について、現職ITコンサルタントが思うところ@オンライン

(2021.04.17のブログ記事を転載したものです)

 このたび,「人工知能と心理学について、現職ITコンサルタントが思うところ」というテーマでオンラインによる研究会を5月15日に企画いたしました。

 昨今の人工知能の発展は目覚ましいものがあります。人工知能とは”人工”知能とあるように,人間の知能を人工的に創造する試みであったわけですが,その試みは翻って,人間(知能)とは何かという問いも発生させます。

 人工知能について考えることは,私たちの人間の見方を再考させるきっかけとなりえます。今回の研究会では,そもそも人工知能とは何かという初歩的なところから学びつつ,「人間(心)とは何か」を考える時間を作りたいと思います。

 研究会の詳細は下記のとおりです。

 参加をご希望の方は仲嶺真(abcdigroom[at]gmail.com)までお知らせください。
([at]は@に変換をお願いします)

「人工知能と心理学について、現職ITコンサルタントが思うところ」の詳細

日時

2021年5月15日(土) 15時〜18時

発表者

金井雅仁
──
博士(心理学)を取得後,民間企業でITコンサルタント業務に従事。

概要

「機械学習や人工知能は人間に対する理解を拡張するのか、また心理学はどのように拡張可能なのか」

 この問いに対し、心理学を修めてから機械学習・人工知能の世界に入り込んだ発表者がお話をさせていただく。

 第一部では、人工知能・機械学習・深層学習とはどのようなものなのかを紹介しつつ、興味深い昨今の事例を紹介する。レクチャー的な内容になり、事前知識のある方にとっては退屈になることが予想されるが、要点をかいつまんでお話したい。

 第二部では、機械学習・人工知能関連の技術・知見を活かすことで人間の捉え方・心の理解の仕方を広げることが出来るのかを皆さんと議論したい。発表者は「コンピュータモデル的な解釈を進めるために有益な知見を多くもたらすが、特別新しい視座はもたらさないもの」と考えており、立場の異なる皆さまと楽しく議論したく考えている。

 第三部では、機械学習・人工知能関連の技術を使うことで心理学をどのように拡張させられるかを議論したい。発表者は「可能性を秘めてはいるが、①心理学者の能力で扱いにくい、②データ量という致命的な課題があると考えており、取り入れるならば心理学の従来的な考え方を変えた方がよい」という考えであり、ここも皆さまと楽しく議論したい。

研究会の場所

Zoom
|参加申し込みを頂いた方にIDとPWをお送りします

主催

DigRoom:「心」「人間」「心理学」について考える研究会です。

ただそばにいることがサポートなのかなと思っています。また見に来てください。気が向いたときにご支援お願いします。