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【エッセイ】幸せが何だかわからなくなった時。

こんにちは、なつたろうです。

突然ですが、私は30歳になる手前くらいに
人生に行き詰まった事があります。

なんだか全部がうまくいっていないような気がして
毎日何かに追われるように過ごしていました。

Google検索で答えが出てこなかった
「幸せとは」
の答えに辿り着いたので書き留めたいと思います。


つまらない毎日

仕事はしているけど、楽しくないし飽きてきた。
でも転職して同じような仕事をする気にもなれない。

休日に友人と遊んでいる時は楽しいけれど
次の日にはまたパッとしない生活に引き込まれる…。

結婚・出産した友人は簡単に誘えないし
なんだか毎日がつまらない。

そもそも幸せってなんだんたろう。

誰も答えのわからない問いをネットで検索する日々でした。

自分にとっての幸せって何?

自分の平凡な毎日が、幸せかと聞かれたら
自信を持って幸せだと答えられる自信はありませんでした。

だって、本当はもっと旅行に行きたいし。
もっと金銭的に余裕があればいけるのになあ…。

もっと給料のいい会社に転職したほうがいいのかな。
転職したらずーっとそのまま死ぬまで働くのかな。

結婚できなかったら一生安月給で働き続けるんだ。
子供もいつかほしいのに、出会いもないし。

なんか資格とか取っといた方が良いかな。
この生活から抜け出すには何かしないと…!でも何かってなんだろう!?

そんな負のループからずっと抜け出せず、「このままではいけない」という焦りだけがあり、結局その状態でなんとなく毎日が過ぎていきました。

だんだん自分の人生が正解なのかわからなくなって
幸せ=人生の正解だと思い、正解を探すようになっていました。

そんな時出会った人

そんな時、急に呼ばれた飲み会である人に出会いました。

その人は一言でいうと、とても普通の人でした。

でもその人は小さな幸せを幸せと感じられ、
その瞬間瞬間を純粋に楽しむ事ができる人でした。(少なくともそう見えた)

一緒に過ごせば過ごすほど、その人の純粋な幸せは私に伝染して
本当に小さなことさえも幸せに思えて世界がキラキラして見えました。

そして気づいたんです。
私はないものねだりで、今自分が持っている恵まれた環境のことを忘れていたということに。
健康で、仕事があって、友人家族に恵まれ、平和に毎日過ごすことができている。
毎日美味しいご飯を食べて、あったかいお風呂と布団がある。
四季を感じて、時々旅に出る。

それ以上に何が必要なんだろう、と。

幸せじゃない人

幸せじゃない人を思い浮かべて思いつくのは、
「人と比較して、無い物ねだりな人」。

自分でわかっていたはずなのに、いつの間にか自分も
ないものねだりで強欲な人間になっていました。

その事実に気づいた瞬間、霧が晴れたかのように
心がスッキリしました。

幸せって、毎日の中にあるのに、それに気づいていなかったんです。

足るを知る

「足るを知る」

私の好きな言葉です。
これは「分をわきまえろ」という意味ではありません。

元々、老子の教えである「知足者富」から来ています。
足るを知る物は富む。
つまり、
「現状に満足出来る者こそが精神的に豊かになれる」
ということ。

いろんな情報が目に入りやすい時代だからこそ
近くの幸せを見逃しがちです。

このことに気づけた私は本当にラッキーでした。

幸せとは・・・

幸せな人って、
小さな幸せを幸せだと思える心を持っている人
だと思います。

そんな心の余裕を持てる環境に身をおくことも大切です。
私の場合、その一つが「旅行」でした。

そして何より、そのことに気づかせてくれた人。
この人といたら、毎日が小さな幸せで溢れる生活を送れるだろうな。
と思える人に出会えたことが、私の転機だったと思います。

これからも小さな幸せをたくさん集めながら、生きていきたいな。

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