見出し画像

「母親をやめたい」と泣いた夜。

昨夜、寝る前。
とうとう涙が溢れてしまった。
目にのせたアイマスクがじんわり濡れていく。


小学2年生の息子は今週、風邪で学校を休んでいる。

体調不良だから休むのは仕方ない。
そこは納得している。

けど、先月から学校への行き渋りが続いていて、自分の予定をいくつも見送った。

昨日も、親友と会う約束をしていたけど延期してもらった。


息子の体調は回復傾向にある。
本当は「もう学校に行っても大丈夫じゃない?」って思うくらいには。

でも息子は「様子見」と言って休んでいる。
今週末は運動会が控えている。
わたしとしても無理はさせたくないけれど…。

「様子見」の半分は「学校行きたくない」の気持ちが隠れている。
それが分かっているからモヤモヤしてしまう。


さらにわたしをモヤモヤさせるのは、宿題をやらないこと。

先生は「無理はなさらず」って言ってくれるけど。
実際、お家ではゲームで遊べるくらいに元気なのだ。

こればっかりは本人のやる気次第。
わたしがいろいろ言っても仕方ない。

けど、ついつい言ってしまうんだよね。

勉強することがどれだけ大切かなんて大人にならないと実感できないってことは、わかってるのに、ね。

そして、嫌そうな顔をされ、それにも腹が立つ。

昨日は「怒鳴りそうだから2階に行くわ」と言い残して逃げた。
泣くのは我慢したけど。

そうやって自室にこもって、録画していた番組を見ていた。

しばらく経って息子がやってきて「つまんない番組」って言ってきた。
その言葉にも、また腹が立つ。
言わなくてもいいじゃん、そんなことわざわざ。

なんでもかんでも癪に障る言い方するのが気に食わない。

ノートに書き出せば息子に対する不満ばかりが出てきて悲しくなった。

ここずっと、不安や心配、焦り、怒り、悲しみ、みたいなネガティブな感情が心を支配している。

好きなことをしていても、心の奥底には重い鉛みたいなのが沈んでいて、あんまり楽しくない。
すぐに、ぐるぐる考えてしまう。


1人になりたい。
息子から離れたい。
母親をやめたい。

育児ってやめることができない。
育児からは逃げられない。

寝る前なのに、そう考え出してしまい、涙が止まらなかった。
スヤスヤ眠る息子の隣で、シクシク泣くわたし。


今朝は少しメンタルは回復した。

今日は編集会議の日だから、少しだけ息子と離れられる時間がある。
夫はお家にいてくれるし、今週はそれだけが救いだ。

息子のことはいったん忘よう。
別のことに頭を使おう。

そしたら、また母に戻れる元気が湧いてくるといいな…。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?