名将前夜 読書感想文@BLFオフィシャルブログ

野村克也さん本関連の2連投です。

3月1日に発売になった「名将前夜」を読みました。

ノムさんがヤクルトの監督になる直前、シニアチーム(中学生のチーム)「港東ムース」の監督をやっていた頃の話が中心に書かれています。

大のヤクルトファン、自称野村チルドレンの僕ですが、恥ずかしながらノムさんが少年野球の監督をやっていたことすら知りませんでした。

感想は端的に言えば、めっちゃ面白かった、になってしまいます。

構成としてはノムさんが監督をしていた時の選手たち(当時中学生)へのインタビューがもとになっています。

当時、野村監督にああ、言われた、こう教えてもらった、などなど…。(サッチーもかなり強烈だったようですが…)

僕の中学時代を思い返してみると、そんなに何十年も経ってから語れるような大人って親を除けば、周りにはいなかったように思えます。よく話していた大人と言えば通っていた学習塾の先生たちくらいですが、20年くらい経ってしまうとエピソードもあんまり思い出せないな…。

それだけ、野村監督と過ごした日々が後の人生に大きな影響をもたらしたのだろうな、と思います。そういう中学生時代を過ごせた選手たちがうらやましいです。

この本の印税の一部はBLFというNPO法人が主催している「Dream Brigde」というプロジェクトに寄付されるとのことです。

主人公格の「田中洋平」というキャッチャーが出てきます。彼は幼いころにお父さんを無くして母子家庭で苦労しながら、野球を続けました。有名な話ですが、ノムさんも同じく母子家庭で野球をしていました。

「Dream Brigde」はそんな金銭的に困難な状況に置かれている球児たちを支援するプロジェクトです。

本を読まれて興味を持たれた方はぜひ、そちら↓もご覧ください。

DREAMBRIDGE – BLF

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