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体験格差@読書感想

昨年末にあった則本昂大投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)のトークショー(BLFチャリティーGALA)で紹介があったNPO法人チャンス・フォー・チルドレンの代表の方(今井悠介さん)が書いた本を読みました。

チャンス・フォー・チルドレンは子どもたちが学習塾などで利用できるスタディークーポンを経済的困難な状況にある子どもたちに提供しているNPO法人です。

則本投手は成績に応じて額を決める連動型の寄付をされています。素晴らしい。

親の経済状況とか、親自身の体験に関する経験が子どもの体験の経験に影響する、という調査を切り口に実際のインタビューなどを交えてながら考察やこれからどうしていくべきかが書かれていました。(ここでいう体験とは習い事やスポ少とかだけでなくキャンプとか旅行なども含みます)

親の経済状況が子どもの体験に影響する(もちろん、少ないと乏しくなる)し、親が何も経験してないと子供にもさせない傾向があるようです。

読んでいて、やはり子育て真っ只中の自分の子供たちのことを考えてしまいます。色々経験させてあげたいなぁ、とは思ってます。

しかし、上の子は英会話と書き方教室に通ってますが休みの日の付き添いがしんどい(ていうか、面倒い)…、という時があります。うちはまだ奥様と適当に分担しているので大丈夫ですが、本に出てくるようなシングルマザーの方だとお金の面はどうにかしたとしても体力的に難しいようです。休みの日はゆっくりしたいですよ、親でも。

うちも下の子が何かに通いだしたらもっと忙しくなるだろうなぁ。

僕自身はといえば、小学生のときはソロバンと少年野球をやってました。あとは小5くらいから学習塾に行き始めたくらいです。

なぜソロバンと少年野球かといえば、田舎すぎてそれくらいしか選択肢が無かったというのが実際で、あとはピアノくらい?か。

子どもの習い事といえばスイミングが筆頭にくるかと思いますが、スイミングスクールに行くには山を2つくらい超えないといけませんでした。結局、その2つの山を自転車で超えて高校に通いましたが、小学生には無理です。

地域による体験格差については本でも少し言及がありましたが、そのへんは深ぼった調査があるといいなぁ、と思います。でもここのところのIT技術の進展でその差も埋まる分野とかもあるのかな。スイミングは無理だけど。

ソロバンは何かの役に立ったかと言えば、特になく、暗算は苦手です。理系なのに。

野球は少年野球だけで、中学からはバスケットボールをやりましたが、今もプロ野球観戦が趣味になったりで、人生の彩りになってると思います。

学習塾の方は英語と数学しかなかったですが高3まで通い、お陰様でそこそこの大学に行けました。

先生たちのことも好きで友達みたいに話せました。今思えば、親よりは年下の大人と話すということは学校を除けば塾くらいだったのでそこも結構良かったように思います。割と会社生活でも活きてるかもしれません。

僕の父親は遊びに行ってしまい、あまり家にいる人では無かったですが、色々やらせてくれて感謝しています。いつも一人で子育てしてた母親の方にはさらに感謝してますが。

そういえば、僕は田舎育ちなのにアウトドアがあんまり好きではなく、スキーとかもやりません。子供の頃にスキー場に連れて行ってもらったことが一回だったことが影響してるかと思いますが、そのせいでうちの子たちはスキーに行ったことは無いです。

何がいいたいかと言えば、実体験としても子供の頃の学校以外の体験がストレートに、又は間接的に人生に影響しているということです。

まぁ、面倒でも、子供に色々経験させるか。でもスキーは面倒くさいなぁ。




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