中学受験どうする?4
中学受験をテーマにしている漫画「二月の勝者」を読み終わりました。
17巻までを大人買いし、一気読みしました。大分、流し読みです。眠い…。
17巻で完結すると勝手に思って買ったのですが、まだ続きがあるので次巻が楽しみです。次巻は女子御三家の合格発表のようです。
さてさて、どこらへんを学んだかというと…。
①受験校は流動的である
中学受験どうする?3に書いた通り、ど田舎の僕には進学において選択肢というものがあまり広くありませんでした。高校は公立を一校、私立を一校。たしか中2くらいからそういうものだと決めていたかと。
大学は国公立縛りだったので、センター試験の結果から受かりそうな国立大学を前期で、後期は地元の国立大学でした。浪人はできなかったので、どういう結果だろうとそういう選択肢しかありませんでした(一応、旧帝大を目指してはいたのですが、至らず)。私立大は無受験です、どうせ行かないので。
常に一発勝負。
というような感じで進学してきたので、無数に選択肢があるような首都圏の中学受験のシステムは新鮮です。
漫画の中では、第一志望をどうするか、という話だけではなく、慣れのための受験やら抑えのための受験やらがあるようですし、ダブルヘッダー(1日2校受ける)まであるようです。
直前まで、名前も挙がってないような学校を受けていたりします。
数えてないですが一人で5校以上は受けてるか?
不思議な感覚です。
やばそうだから、あっちも。なんか気になるからこっちもって。
学校をなんやと思ってんねん。
とにかく日程調整が大事みたいです。
言うなれば、就活に近いのかもしれません。
とりあえず、受けとけ、あんまり行きたくなくてもどうなるか分からんからエントリーシート出しとけみたいな。
②めっちゃお金がかかる
うっすら知っていましたが、塾代が半端ではなさそうです。最終学年だとおそらく100万は軽くいくのでは?
それに対して親がびっくりする記述はあるのですが、あんまり深刻じゃない。皆さんお金持ちなんですね。
①に書いた通り、たくさん受験するので受験費もかかります。
僕が通っていた頃は国公立大の学費は年間で50万円だったのですが…。随分国立はお得です。
よく教育格差は親の経済力の格差を引きずるといいますが、そりゃ引きずるわな。ということを改めて確認。ほんとにそんなにコストをかける価値あるんかね?
③親のメンタルもつらい
頑張ってもいい結果が出ない子供を見るのは辛そうです。想像するだけですでに辛い。
でも、頑張ってくれないとイライラしそうです。
子供もイライラするでしょうから、ケンカになりそうな気がします。
こちとら、ただでさえ心療内科に通っている身です。
うまいことアドラー心理学でいうところの課題の分離をしないと、こっちがぶっ壊れかねません。
というわけで漫画からはネガティブな印象しか受けませんでした。
「二月の勝者」を読んでいて疑問に思ったのは、そこまで苦労するメリットが分からない。ということでした。
受験の過程しか書いてないので(そういうテーマなのでしょうがないですが)、どうしてそこまでするのかが分からない。
確かに公立中学は悪い意味での多様性(前に書きましたが)がありますが、別に地獄って訳では当然ないです。
高校受験を頑張ればいいし、大学受験もある。というか、中学がすごくても全然意味ない。
理系なら高専行くのもいいと思うし、院からすごい大学という手もあります。
なんであんなに頑張るんだろう…。(漫画ですけど)
というわけで、時期が来たらいくつか中学校を見学しようかなー、と思っています。
子供が頑張る理由が本当にあるのか確かめたい。
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