死産を乗り越えて②
先生から図鑑を見せられ図鑑に載っている写真に指をさしながらいいました。
「お腹の子たぶんこれなんだよね」と
図鑑に目をやると、
僕には到底どうなっているかなどわからない写真が目に入りました。
(てか、たぶんってなんだ?)
そう思いながら冷静に先生の話に耳を傾けると
「赤ちゃんはむ、、が、、しょうだと思われます」
(なんて言ったかまったくわからない)
病名なんて聞きなれたことなんてないし、
志村けんはボソボソ喋っているし、
僕にはなんて言っているか全くわかりませんでした。
もう一度図鑑に目をやると、そこに書いてあったのは
〈無頭蓋症〉
という文字が目に映った。
それを確認した先生がゆっくりくちを開いた。
③に続く
美容師の価値を高め、美容師として多くの人に幸せをお届けできるようにしていきます。