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鍼灸師が「社会的処方」を知っておきべき、ただひとつの理由

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「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。

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今回は、「社会的処方」って鍼灸師にも絶対必要じゃね?というお話をしたいと思います。

結論から言うと、社会的処方を実践できれば、患者さんの「幸せ」や「健康」に直結する可能性があるからです

では、なぜ「鍼灸師」がしっておきべきなのか?そもそも「社会的処方」とはなにか?ゆる〜く解説します。

生物心理社会モデルという考えを知る-4

社会的処方とは?

ひとことでいうと、こころやからだの不調あるひとに対して「薬ではなく、ひととの繋がりを処方すること」を社会的処方といいます。

つながりをつくってくれるのは、医師だけではありません。その地域で人脈を持っている「リンクワーカー」と呼ばれるひとたちが様々な社会資源を紹介してくます。

山口達也さんのイラストが分かりやすいので紹介します。

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では、実際の患者さんに社会的処方を行うとどうなるでしょうか。

「不眠」で困っている、とある高齢男性の症例です。

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