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2020.2-

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日記やいろいろ。
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ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」岩井優さんの《彗星たち》に参加しました #後編

◆前編のお話◆ 岩井優さんの《彗星たち》の第1回ワークショップで紙袋マスクをカスタマイズし清掃アクションに参加した私。Moiの岩間さんとハラダさんに撮影とストーリー構想に協力してもらい、ふたたび第3回ワークショップへ参加することにしました。 山深い集落で人間と助けあって暮らしていた昔のクママスク族の姿に戻らせてみよう。 第3回・紙袋マスク制作のオンライン会に参加し、“みみずく土偶”みたいな姿を目指しカスタマイズです。 こちら東京国立博物館にて私が撮影した“みみずく土偶”。か

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」岩井優さんの《彗星たち》に参加しました #前編

岩井優さんは「洗浄」をテーマに活動されているアーティストです。この作品では一般参加者とオンラインを通じてのディスカッション、そして清掃にまつわるアクションが行われます。各自カスタマイズした紙袋マスクを頭にかぶって、清掃アクションを行うのがポイントです。 紙袋マスクを作るとはおもしろそう! そう思い、一般参加者として参加することにしたのでした。 おおまかに《彗星たち》の流れをご紹介します。 1:参加者には黒鉛(グラファイト)が表面に塗られた紙袋が郵送されます。頭にかぶると目

2020.8

8月はほとんど毎日、朝焼けを眺めていた。 それは早い時間に起きようと決心しているからではなく、体のリズムが今は早寝早起きだから。8月に入ってから貧血治療のため処方された鉄剤を一日一回、夕食後に飲んでいる。健康診断の結果で自分が貧血だということを疑ってしまうほど、あわあわとした自覚しかなかったのだけれども、鉄剤を飲みはじめてから、あ、貧血なんだと感じるようになった。 鉄剤の効き目が切れはじめる夕暮れになると、体から休みましょうのサインがでてきて眠くなってくる。お昼すぎにミロ

2020.5 #2

早い時間に、目が覚めた。 空をみてみると、朝焼けがはじまった頃だった。 毎日 太陽が昇り、 沈んでいるのに。 人生で何回 空の変化を こんな風に ゆっくりと ながめるのだろう? 夕焼けをみながら友が言ったことを、こんな時はいつも思い出す。 また一回、みることができたよ、と思う。 朝焼けをみた日、夕焼けもみる。

2020.5

ちいさな虹をみつけた。 高いところにある窓が きらきら光を反射していた。 床をすうっと照らして ちいさな虹をつくっていた。 ゆらゆらみえたら とけるかのように 消えてしまった、 ちいさな虹。 それから ちいさな虹を探している。 けれども みつけることができない。 5月まっすぐな光の日に 窓辺に水を、置いてみた。 ゆらゆらと あわあわと、色かさなる。

2020.4

2020年の4月は、自分の日常の中、自分の住んでいる、ごくごく近くを、見つめるような時間だった。 そこにしか居られなくなったことによって見つめてみると、ささやかだけれど、これまでは気がつくことができなかった発見がある。 空が広がる 雲が流れる 風が吹いた 影が揺れる 鳥の鳴いて 空気をすう。 もし、どれか一つでも欠けてしまったら、どんなに淋しいものだろう。 そして、今私が居る場所と違う場所、そこに居てくれている大切な人、もの。 どちらも尊い。 そんなことも考えた4月。