ノウハウコレクターになるな!ノウハウを生かすのに必要な◯◯力
こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。
世の中には、多くのノウハウが溢れていて、そのノウハウが本、情報商材、セミナーなど様々な形で販売されています。
そうしたノウハウを収集する人は、ノウハウコレクターなどと呼ばれたりしますが、私も昔は様々なノウハウを買っては喜んでいた時期もありました。
中には、今から考えるとほとんど役に立っていないなと思えるセミナーもあります。
しかし、そうやって様々なノウハウに手を出してみてわかってきたことがあるので、詳細を書いてきます。
方程式を覚えると数学の問題を解けるのか?
まずノウハウの話をする前に、みなさんに思い出して欲しいことがあります。
それは、中学や高校で学んだ方程式です。
みなさんは、中学、高校の数学の授業で、多くの方程式を学んできたと思います。
有名な方程式だと、三角形の辺の長さの関係を示すピタゴラスの定理(三平方の定理)があります。
万有引力の法則も1つの方程式で表せます。
では、これらの方程式を知っていさえすれば、数学や物理の問題が解けるのか?
というと、残念ながら解くことはできないですよね。
なぜなら、いくら方程式を知っていても、出された問題に対して方程式をどうやって活用すべきかがわからないと、実際の問題は解けないからです。
「この問題には、ピタゴラスの定理を使うんだな」とか、「この問題は、万有引力の法則を使って考えてみよう」という感じで、問題ごとに適切な方程式を当てはめないと、いくら方程式を暗記していても意味がないのです。
すでにお気づきかもしれませんが、巷にあふれるノウハウというのは、ここで言う方程式になります。
要するに、ノウハウコレクターというのは、「私、たくさん方程式を知っています」というだけの状態なので、残念ながらそれだけだと目の前の問題には無力なのです。
ノウハウを生かすのに必要な◯◯力
ノウハウを知っただけでは自分が直面しているリアルな問題を解けない。
では、何が必要になるのか?
ノウハウという方程式を生かすのに必要なのは、
応用力
なのです。
ノウハウを学ぶと、自分がさもできる人間になったかのように錯覚するのは、次のようなロジックで考えているからです。(演繹法のロジックです)
しかし、これを見て明らかにおかしいと気づきませんか?
先ほどから書いていることを踏まえると、実際に結果を出すためのロジックはこうなっているはずなのです。
この「自分の状況に応用できるようにする」応用力があって、はじめてノウハウを生かして結果に結びつけることができるのです。
2つのステップでノウハウを選定⇒実践する
では、ノウハウの応用力を身につけるためには、どうするか?
2つのステップで考える必要があります。
適切なノウハウ(方程式)を選定する
最初に、そのノウハウの応用が効きやすいのか、多くの人が応用して結果を出せているか?という視点で考えます。
その人だから成功できたけど、他の人に応用しようとすると難しいみたいなノウハウだと明らかに筋の悪い話です。
方程式でいうと、ある限られた条件のときだけ成立する方程式です。
ですので、比較的多くの人がそのノウハウを自分なりに活用して、実績を出せているかどうかを見極める必要があります。
例えば、ピラミッドストラクチャーというノウハウ・ツールがあります。
これは非常に多くの人が応用的に使って成果を出しているので、明らかに筋のよいノウハウです。
先ほど書いた演繹法も多くの人が応用的に使っています。
選定したノウハウを繰り返し使ってみる
次に、使うべきノウハウを見極めたら、まずは何度も繰り返し使ってみることです。
私もそうでしたが、ノウハウコレクターは、ノウハウを集めたことで満足してしまう部分があるので、習得したノウハウを徹底的に自分の仕事で使ってみることです。
数学の参考書には方程式の説明のあとに、その方程式を使って解く問題が4-5問並んでいます。
それは、習得したものを応用できるようにするための配慮なのですが、同じことを仕事を通じてやってみるのです。
そうすることで、ノウハウに対する応用力が徐々に身についていくようになります。
ちなみに、私がクライアントに対して提供するサービスは、だいたい型が決まっています。
つまり、決まった方程式をもとにサービスを提供しているのです。
しかし、型どおりやるまでなら誰でもできますが、どうやってクライアントの状況に応じて適用させていくかでクライアントの満足度が大きく変わります。
コンサルティングというのは、型を知っていることに価値があるのではなく、クライアントの状況に対する応用を効かせることに付加価値があるわけです。
まとめ
まとめるとこうなります。
・ノウハウ=方程式、方程式を覚えただけでは問題を解けない
・ノウハウを使って、リアルな問題を解くには応用力が必要となる
・応用力を磨くには、筋のよいノウハウを選んで徹底的に使い込む
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?