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仮説実験授業の魅力 その4 もっと知りたくなる

4.魅力④  もっと知りたくなる

 4つ目は,自分がもっと知りたい という欲が出てくることです。
 仮説実験授業を始めた頃は,同じ授業書をやっているとだんだん飽きてくるのかな~?と思っていました。
 しかし,何度やっても全く飽きないのです。

私は高学年を担任する事が多いのですが,高学年担任するとほぼ毎回行う授業書があります。
それは《世界の国旗》です。
毎回同じように授業運営をしているのに,いろいろ悩んだり考えたりすることがあるのです。

 5年生の担任をしていた時に《世界の国旗》を始めました。
授業を始める前にもう一度《世界の国旗》を読みなおしていると,今まで気がつかなかった(気にならなかった?)ことが出てきました。
そのようなことが毎回出てくるのです。

 もともと文章を読むのが苦手な私なので,ちゃんとよく読んでいないのかもしれません笑。
 しかし,毎回違った感激があるので,それでもいいかなぁと思っています。
ですから,その時に気になることを事前に調べるなどして授業に臨んでいます。


 また授業を進めていくうちに,子ども達から「モンゴルにも三日月のマークが入っているって聞いたけど,これもイスラム教なの?」とか,
「モルトバ王国の国章の鳥が十字架をくわえているけど,これってキリスト教なのですか?」などたくさんの質問が寄せられました。

 質問が寄せられるたびに,「子ども達すごい!よく気がついたね!」と言うことがあるのですが,
「え~?そうなの?そんなの知らないなぁ・・・」と思うこともたくさん。

 また,「こういう風に見せたら分かりやすいかなぁ?」と思って
子ども達に国旗を見せても,子ども達の反応が「?」となることも。
「あれ?もう少し別の見せ方をしていればもっと分かりやすかったかな?」と思うこともかなりあります。

なるほど!と思うことはたくさん

 子ども達の質問や反応がきっかけになることが多いですが,授業で質問されたことに対して自分でも調べたり本を読んでみたりすることができます。

 授業書をやっていくうちに,自分自身の知識も増えるし賢くなっている という事にも嬉しくなっちゃっています。

その5につづく

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