グルメやお土産だけじゃない!SA・PA(サぱ)の隠れた魅力!!
皆さんこんにちは。
ゴールデンウィークを迎え、お出かけ日和の天気が続きますね。
行楽シーズンはサービスエリア巡りなども一層楽しくなりますが、今回はグルメやお土産だけじゃないSA・PAの魅力をお伝えしたいと思います。
教科書にも載っている歴史の舞台をPAで学べる!
上信越自動車道 松代PA(上り線)では、高速道路建設の際に出土した石を使って川中島合戦の陣形を再現した「川中島合戦の広場」があります。
案内板には上杉・武田両軍の戦法などが掛かれており、歴史好きにはたまらない場所となっています。
遺跡発掘と高速道路!
中央自動車道の釈迦堂PA(下り線)では、中央道建設の際に出土した釈迦堂遺跡にちなみ、エリア内には埴輪や土器をイメージしたモニュメントが飾られています。
余談ですがこの釈迦堂遺跡の発掘がきっかけで、この区間が開通に漕ぎつけるまでに大変な苦労があったそうです。
重要文化財のレプリカ!?
山陽自動車道の瀬戸PA(下り線)の東屋には、日本初の庶民のための公立学校として江戸時代に建立した学校「旧閑谷(しずたに)学校」の石垣を再現したものが置かれいます。
国の重要文化財にも指定されている旧閑谷学校にいる気分をパーキングエリアにいながら味わうことができます。
400年の伝統文化を展示!
続いて紹介するのは神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南PA(上り線)。
PAの一角になぜか置いてある鬼瓦ですが、こちらは淡路瓦と呼ばれる淡路地区の特産である淡路瓦が設置されています。
淡路瓦はおよそ400年前から作られている伝統的な瓦で、その丈夫さと美しさは評判があるだけでなく、日本三大瓦のひとつとしても名高い瓦なのです。
このエリアでは「鬼瓦散歩道」として淡路瓦の鬼瓦を見ることができます。
現代アートに触れるエリア!?
高松自動車道の津田の松原SA(下り線)。
こちらを利用したことがある方はエリア内の園地にポツンと置いてある謎の物体に気になった方もいるかと思います。実はこのオブジェ、近代彫刻を代表する彫刻家、イサム・ノグチ氏が制作した「オクテトラ」という遊具なのです。
イサム・ノグチ氏は香川に日本での制作拠点を置いたというゆかりもあることから、こちらの遊具が津田の松原SAに置かれています。
地名の由来を学べるエリア!
東関東自動車道の酒々井PA(下り線)。
建物右側にある広場に佇む謎の井戸。「飲み水でも汲めるのか?」と思った方がいるかも知れませんが、こちらの井戸はPAの所在地である酒々井(しすい)町の「酒の井伝説」に登場する井戸を再現したモニュメントなのです。
この伝説が周りにも広がり、付近の地名がいつしか「酒々井」と呼ばれるようになりまして、こちらのPAでは酒々井という不思議な地名の由来を学ぶことができます。
このように、サービスエリアやパーキングエリアには一見するとただのオブジェやモニュメントに見えるかもしれませんが、実はその土地の文化や郷土を学ぶことができるのです。
皆さんもサぱに訪れた際は建物の周りにも足を運んでみてください。自分が知らなかった新たな発見があるかもしれませんよ。
文責:クニヒロ
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