さいとうなおき|税理士・公認会計士・中小企業診断士

クラウド会計で経営とバックオフィスをスマートに|ベンチャー・フリーランス・起業をサポー…

さいとうなおき|税理士・公認会計士・中小企業診断士

クラウド会計で経営とバックオフィスをスマートに|ベンチャー・フリーランス・起業をサポート|経営・お金・地域・経済・社会の話|JOEN経営会計事務所 代表|税理士・公認会計士・中小企業診断士 https://joen-firm.com

最近の記事

お金の流れを想像すると、批判的思考力が身に付く

税理士業をしていると、いろいろな業種の裏側を知ることができて非常に興味深いです。 特に、消費者側では知ることが難しいこと、例えば、事業者向けの商品やサービスの相場など、にも触れる機会があります。 お金の流れや利害関係を理解、想像することができると、現代の社会生活に必ず役に立つと思います。 音声配信はこちらから ■ stand.fm ■ Apple Podcasts ■ Spotify 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。概要を理解していただけるかと思いま

    • 地方の息苦しさ。現状と対応策

      先日、NHKの「クローズアップ現代」で、地方を去る女性たち、という特集がありました。 私の住んでいる山形県鶴岡市も、これらの例に漏れずどんどん若い人たちが流出していっているわけですが、都会と地方の両方を知っている身としては、そうだよなぁ、と共感することが多かったです。 現状では、違和感、息苦しさを感じながら地方で生活していくには、かなり個々で工夫するしかないかなと思います。逆に言えば、違和感・息苦しさを感じる人は、出ていって戻ってこないのが普通でしょう。 とりとめもない話

      • 開業・独立にあたってのよくある誤解5選

        時々、開業・独立を考えている方の相談に乗らせていただく機会があるのですが、「もったいないなぁ」と感じることがあります。 お話をしていく中で、「〇〇が不安で踏み切れなかった」「〇〇をやる必要があると思っていた」といった事項でも、実はその捉え方が正しくなかったり、勘違いだったりすることがあるのです。 もしそういったことが無ければ、もっと早く独立に踏み切れていたり、効率よく時間を使えたりしていただろうな、と思ってしまいます。 ということで、私が相談に乗らせていただく中で経験した、

        • 公認会計士と税理士、自分にあっているのはどっち?

          先日、専門学校で簿記を勉強している方とお話しする機会がありました。 その時に感じたのは、公認会計士または税理士を目指すのであれば、早い段階で自分の方向性を決めるほうが効率が良いだろうな、ということです。 簿記の勉強の先にある資格として、公認会計士と税理士の2つがありますが、仕事内容、収入、やりがい、働き方、独立、などの面で大きな違いがあります。 自分はどちらが魅力的に感じるのか、それらを知ったうえで早めに考えてみてもらえればと思いまして、私の考えをお話させていただきました

        お金の流れを想像すると、批判的思考力が身に付く

          インボイス登録後初めての消費税申告で損しないために、最低限ここだけチェックを!

          ■音声配信はこちら 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。より詳しく知りたい方は、音声配信で聞いてみてください! 確定申告の期限が残り10日ほどと迫っていますので、確定申告に関連する重要な情報を共有したいと思います。 昨年10月にスタートしたインボイス制度について、特にインボイス登録を初めて行う方や、これまで免税事業者として活動していた方々に向けた内容です。消費税の申告は初めての経験で、仕組みが複雑であるため、理解するのが難しいかもしれません。しかし、少なくと

          インボイス登録後初めての消費税申告で損しないために、最低限ここだけチェックを!

          freeeのプラン変更(値上げ)に対する所感・今後の方針

          概要 freee会計の料金プラン変更が発表されました。 2024年の7月から適用となります。 プランリニューアルとなっていますが、基本的には値上げとなります。 おおむね、同じ機能を使うための費用は、以下のようになります。 (旧)ミニマムプラン1,980円→(新)ひとり法人プラン2,980円 (旧)ベーシックプラン3,980円→(新)スタータープラン5,480円 基本的に、1,000円~1,500円の値上げ、という認識で良いかと思います。 なお、ひとり法人プランには1

          freeeのプラン変更(値上げ)に対する所感・今後の方針

          「自走型」と「伴走型」。教育もキャリアも自分にあったものを選ぼう。

          ■音声配信はこちら ・野本響子「子どもが教育を選ぶ時代へ 」 ・Voicy のもきょう「東南アジアから未来が見えるラジオ」 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。興味を持った方は、音声配信で聞いてみてください! 今日は、私が読んでいる面白い本に関連付けて、転職、独立や働き方に関して、私の経験も踏まえてお話します。 この本は、野本響子さんによって書かれた「子供が教育を選ぶ時代へ」というものです。野本さんは、Voicyのパーソナリティで情報発信もして

          「自走型」と「伴走型」。教育もキャリアも自分にあったものを選ぼう。

          個人事業税って何?フリーランス・個人事業主は要注意!

          ■音声配信はこちら 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。興味を持った方は、音声配信で聞いてみてください! 今日は個人事業税についてお話しします。私は税理士として活動していますが、税金に関する話題をあまりしていないと感じています。税理士の中には制度の変更や税金の仕組みを説明する方もいますが、私はそういった話をするよりも、税金以外のことや、特定の視点からのアドバイスをすることに興味があるためです。 今回も、税金に関するお話ですが、内容の説明をしつつも税金の性格や注

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          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームはなぜ大成功したのか?ビジネス的な要因を考えてみた。

          ■音声配信 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。興味を持った方は、音声配信で聞いてみてください! はじめに 2024年2月18日に行われたオードリーのオールナイトニッポンin東京ドームは、大きな成功を収めました。本稿では、イベントの成功要因を分析し、ビジネスへの応用可能性について考察します。 1. 高い顧客ロイヤリティ 深夜ラジオのリスナーは、パーソナリティとの距離が近く、強い連帯感を持つ傾向があります。オードリーのラジオでは、リスナーを「リトルトゥース

          オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームはなぜ大成功したのか?ビジネス的な要因を考えてみた。

          日本のGDPは世界4位だけど、 日本「人」は世界21位

          ■音声配信はこちら 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。興味を持った方は、音声配信で聞いてみてください! より大切なのは1人当たりのGDP 2024年2月、日本のGDPがドイツに抜かれ、世界4位に転落しました。 国の豊かさを測る指標として、GDPはよく用いられます。しかし、単純にGDPの総額を比較するだけでは、人口の多い国が有利になります。より重要なのは、1人当たりのGDPです。 2023年、日本の1人当たりGDPは約4万ドルで、世界21位です。これは、199

          日本のGDPは世界4位だけど、 日本「人」は世界21位

          マルチディスプレイは超コスパが良い投資!

          ■音声配信はこちら 以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。興味を持った方は、音声配信で聞いてみてください! 概要 本記事では、デュアルディスプレイ・トリプルディスプレイ環境の導入による生産性向上の効果と、導入方法について解説します。 生産性向上効果 • 研究結果によると、リアルディスプレイを1つ追加することで、生産性が約40%向上します。 • 8時間の作業が約5.5時間に短縮できます。 • 資料を見ながらメール作成、オンライン会議資料と議事録作成など、マルチタ

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          会計事務所の開業から4か月でやったこと 【後編】

          ■音声版はこちら だいぶ空いてしまいましたが、後編となります。 前回は、事業の核となる方針や戦略に関することについて書きました。 (前回のnoteはこちら) 今回は、決まった方針・戦略にもとづいてやった、こまごましたことについて書いていきます。税理士事務所を開業する人には、ケーススタディとして読んでいただければ。一般的な方には、何のことやらの内容だと思います。 会計ソフトの選定 会計ソフトは、freeeとマネーフォワードをメインにすることは決めていました。理由としては

          会計事務所の開業から4か月でやったこと 【後編】

          労働供給制約社会における人材戦略

          人材確保が最も重要な経営課題、となる時代がもう来ています。 今までは、どうお客さんを獲得するか(広告)とか、いかに良い製品やサービスを作るか、ということが重要でした。そのような時代から、労働力の確保がボトルネックとなる時代(労働供給制約社会)に移り変わってきました。 つまり、製品もあってお客さんもいるのに、作れないので売上が上げられない、という状況です。その傾向は、今後も一層強まっていくだろうと思います。 人気のお寿司屋さんで思ったこと 地元で人気のお寿司屋さんでの話

          会計事務所の開業から4か月でやったこと 【前編】

          ■音声版はこちら あけましておめでとうございます。新年1つめのnoteとなります。 会計事務所を開業し、4か月がたちましたので、独立した直後~数か月、どのようなことを考えて、動いてきたかをメモしてみたいとおもいます。 同じような境遇(税理士独立1年生や、独立準備をしている方)にとっても、参考になればとおもっています。 事業の方向性、他の事務所との差別化 まず最初に、どういう方向性で事務所経営をしていくかを考えました。いわゆる経営戦略です。 自分のキャリアやスキルや興味

          会計事務所の開業から4か月でやったこと 【前編】

          2024年からの電子帳簿保存法も、クラウド会計なら恐るるに足らず

          音声版はこちら 2023年末で電子帳簿保存法の猶予期間が終了、2024年からは全面施行されることになっています。 いろんな記事やプロモーションを見ていても、結局何をどこまでやればよいのかはわからないと思います。 今回は、電子帳簿保存法の現在までの流れを軽くおさらいしたうえで、では「結局、最低限、何やんなきゃいけないの?」について解説します。 電子取引(データで受け取った領収書や請求書)が対象 まず一口に「電子帳簿保存法」といっても、3つの制度があります。今回取り扱うのは

          2024年からの電子帳簿保存法も、クラウド会計なら恐るるに足らず

          法人設立や法人成りでアドバイスしていること全11点

          前提 まず前提として、事業を始めるにあたって法人(≒会社など)が必ず必要なわけではありません。 そのあたりは、こちらの記事も参考にしてください。 検討の結果法人成りすると決めた場合にどうするか、というのが今回のテーマです。 法人設立すると、登記という作業を行わなければならず、これには手間とお金がかかります。素人には結構難しい手続きで、司法書士という専門家もいる分野ですので、できるだけやらずに済むほうが良いわけです。 また、会社を設立するにあたって根拠となる法律は会社

          法人設立や法人成りでアドバイスしていること全11点