かっこいい大人

かれこれ1年近くも前になりますが、就職活動を通じて、いくつかの短期インターンに参加していました。

中でも、VOYAGE GROUP(当時はECナビ)の1週間のインターンは今でも色濃く記憶に残っています。

インターンの概要

1週間かけて6人×4チームで事業を検討し、最後にプレゼン。その後講評を行う、よく見る(?)インターンであるわけですが、参加していた24人のキャラの濃さたるや。

今では、その大半が起業していたり、ベンチャー企業の役員、大企業の部長、トライアスロンの日本代表…などチャレンジを続けている、普段の延長では出会わないような人たちが一箇所に集まり、寝食ともにするような時間を過ごす。

短い時間ながら、喧々諤々な議論を通じて、価値観を揺さぶられることも多かったです。

人事部長の言葉

そんな密度の濃い1週間の最後、各チームが事業案のプレゼンを行いインターンは終了。

その後飲み会で「終わったーーー」と、学生から社員、社長まで全員が集い、親睦を深めていました。

その最後、当時の人事部長が締め言葉を話すのですが、とても印象的でした(たしかこんな言葉)。

1週間やってみて、仕事のスタートに立てたかもしれない。でもそれ以上に、こんなかっこいい大人がいることを見れたと思う。嘘をつくとか、本当のことを言わないとか、そんなかっこ悪い大人になるな。かっこいい大人になれ

30代の偉い方が、いきなり大粒の涙を流しながら、こんなことを話し始めました。あまりの衝撃に、その時の映像が今でも頭に残っています。

元より偏屈な人間ではなかったと自覚していますが、この言葉を聞いてから、「それまで以上に誠実でいよう」と、自分の指針になった出来事でした。

"かっこいい大人"になれているか

日中"かっこ悪い大人"に出会うことがあり、久々に当時の情景がフラッシュバックした次第でした。

あれ以来、当時想像もできなかった人に出会い、経験をしてきて、"かっこいい大人"の人物像も変わっているように思います(人によっても違いますよね)。

ただ、あのとき見た人事部長は、間違いなく"かっこいい大人"であり、少しでも近づけているかな、と。

あまり好きでない他者の行為を見て、では自分はどうか?の問いか返ってきた気分で、はっとさせられますよね。

少しでも近づいていきたいものですねー

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