10月最終日。どかーんと気持ちが落っこちました
10月は愛猫フジの祥月でした。5年前、18歳と4ヶ月で亡くなったフジは8歳のときに糖尿病と診断され10年間の闘病生活を送りました。なんどか危険な状態になりながらも、10年間毎日のインシュリン注射と食事制限で頑張ってくれたと思います。
最近、故意にではないのですがパソコンの写真を見直したりSNSやメモ帳など過去の気持ちに振れることが度重なっていたので気が付かないうちに、たくさんフジの思い出に触れていたんだと思います。
出勤途中、ペットキャリーで猫を連れている方と電車で遭遇。「なおーんなおーん」と辛い声を出していたので、一気にフジへの思いが溢れてしまったようです。フジも月1回の通院時は、電車の中で「なおーんなおーん」と鳴いたものでした。
一日仕事をして帰り道では、電車で1時間もかけて病院へ連れて行ってたことが負担になったのではないかとか、辛いことをしてしまっていたなとか、考えても仕方がないことばかりが浮かんできて、挙句にはスーパーでの買い物の途中にがくんと気持ちが落ちてしまい、その瞬間は自分でも分かるほどでした。
亡くなるまでの半年間を思い返すとスーパーで気持ちが落ちるんですよね。もう食べることもできなくなってきて、とにかくなんでもいいから食べてほしくて、毎日スーパーのペットコーナーで食べられるものを探す焦燥している自分を思い出してしまうからです。亡くなったあとも、しばらくは、ペットコーナーが一番近づきたくない場所でした。
まだ気分が晴れないのですが、「落ち込むのは1日だけ」ってルールにしているのでそろそろ復活したい思います。きょう勇気をもらった曲。
泣いてても笑ってても明日はやってきます。それにフジからは大切な贈り物をもらいました。その話はまた今度。
フジは津波で流れてしまった実家にも、仮説住宅にも泊まりに行きました。気仙沼で大きな魚に初めて触れたり、実家の神棚に一日中隠れたり、そういえばインシュリンを忘れてしまって東京の動物病院から送ってもらったなんてこともありました。辛いこともあったけど、楽しい思い出の方がいっぱいなんです。