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勝者がいつの間にか敗者に!?

「人生詰んだ」状態をリセットする魔法

第2章 魔法の時代に竹槍歩兵?
・全員で同じ方向に進む時代は終わった
・終身雇用&年功序列はどこまで踏ん張れるか
・同年代に遅れても復活方法はいくらでもある
・昭和の人がSFに描いた夢の世界
・勝者がいつの間にか敗者に!?

・勝者がいつの間にか敗者に!?

世の中の文明レベルが上がり、現代の便利さは究極の域に達している。
我々は夢のような毎日を無意識のうちに送っている。

ここで重要なのは「無意識」と言う点である。
文明が発達しても、紛争や疫病、個人レベルでは人間関係の悩みなど、問題が全て解消された訳では無い。

常に何かしらの不満を抱えているため、世界が素晴らしい文明に到達していることになかなか気が付かない。
新卒で大企業に入り、年功序列で昇進し、終身雇用で、退職後は年金で悠々自適な生活を送る・・・昭和や平成に描かれた勝ち組の価値観が今でも根強く残っている。

恐らく多くの大企業入社組が、自分は勝者だと思っている。
何かビジネスを始めたいと思っても、かつては大企業が権利を独占していたため、大企業に入らなければやりたいことができなかった。
よって、自分の夢を叶えるためには大企業に入るしかなかった。
その価値観の名残りが今もあるようだ。

しかし、世の中は大きく変化し、日本の大企業を通り越し、Amazon、Google、Facebookなどのグローバル企業が大きく進出してきた。
権利を囲って既得権益を守る日本企業に対し、グローバル企業は開放的だ。誰でも利用・活用することができる。
これが、夢の世界、魔法の世界になった一番の要因である。

技術を開放して誰でも利用できるようにするのは、国内企業の既得権益を崩すグローバル企業の戦略であるため、一概に肯定はできない。
だが、若い人たちの視点で見れば、グローバル企業のツールを自由自在に駆使することができる。
無敵の武器が身近に転がっているのである。

例えば、昔であれば、多くの人に自分の作品を視聴してもらうには大手広告代理店に入社しなければならなかった。
ところが、今やYouTubeなどのSNSに投稿し、自分で広告を作成してPRすることができる。
今はテレビ離れが顕著なので、もしかしたら大手が作った作品よりも多くの人に見てもらえるかもしれない。

大手に入らなくてもグローバル企業の恩恵を使えば、自分のやりたかったことを実現させることができる。
大企業に入社し、勝者だと思っていたら、自分が下積みをしている間に、独立開業した友人が自分のやりたかったことを個人で実現させていた。
あいつは大手企業に入社できなかった敗者だと思っていたのに・・・、と言う勝者と敗者が逆転する現象が現実に起きている。

敗者になりたくなければ、旧い価値観を脱ぎ捨て、現実世界の進歩に対応しなくてはならない。
時代は既に変わっているのだ。

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