前
世の中、奇妙なこともあるものである。
長男は去年の7月に異動で我が家に帰ってきたが、この9月にまた、独り暮らしに戻った。
私が少しダイエットをしたとは言え、体格はまあまあ、私と同じような大きさではある。
ことに、パンツなどという下着は、ほぼ同じようなものを身につけていて。洗濯を一緒にするとなると、もう、分別することは無いのである。
パンツだが。男性用のものは、前が開くようになっている。一般的なパンツは、ボタンがついている。
このボタン。私は、いつも、開けっぱなしにしている。というのは、トイレによく行くからで。いちいち開けたり閉めたりは、しない。まして、洗濯に出すときに、ボタンを締めるなどという面倒臭いことは、しないのである。
だが。長男と一緒に暮らしているあいだ。なぜか、前のボタンが閉まっているのである。よく。かなりの確率で。
洗濯自体は私がしていることが多いのだが、いちいちボタンが閉まっているかどうかは確認しない。私が締めることは無いから、長男がそういう、締める癖があるのかと思い込んでいた。
だが。最近、また、時々、前が閉まっているのである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃんが洗濯するとき、締めるのかな?まさか、なぁ。
ためしに、聞いてみた。
すると。
私がそんなこと、わざわざするわけないじゃん。そんなことより、脚がちょっと、疲れてるのよねぇ。
じゃ、なぜだ?
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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