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みそきん

今まで何度か話題になった、HIKAKIN起案のインスタントフード、「みそきん」をご存知だろうか。

1回目があまりにも人気で一瞬で売り切れ。確か2回目の再販が5月の末にあった。

私は、自分言うのもなんだが、流行にすこぶうとい。

だから、なんにも知らなかった。

だが、家内は違う。こうした流行には常に目を光らせていて。さながら秘密機関の諜報員、CIAかKGBカーゲーべーごとくの鼻の利かせようなのである。


その日は家内は、朝から少し気合が入っていた。

だから何気なしに、声をかけた。


「なんかあるの?今日?」


家内は、深くため息をついてからこたえた。


「だから、みそきんよ!」


いや、なんのはなしです禍っ!


とんだ災禍の「禍」


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

触らぬさっちゃん(注1)にたたり無し。


ちょっと怖い思いをした。誰かが集中しているところに、トンチンカンな質問は、しない方が良いのだろう。



家内は、たいしたものである。しっかりと、みそきんセットをゲットしていた。

ただ。我が家のものではない。職場の、子供さんがいるご家庭で、どうしても入手したいから力を貸してほしいと頼まれ、その人のものを必死で手に入れたという。

ごはんと、ラーメンの、レアセットゲーーット!  笑



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

エージェント・さっち(注2)。笑


そんなこんなのあの日の思い出話を家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。

コジくん、もっと頑張ってアンテナ張ってね。世の中のことに。損するよ。今以上に。


……。

マッサージをすると、家内は上機嫌である。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。





だから。





これで、いいのだ。


(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。

(注2)エージェント・さっちとは、家内のことである。女王陛下でありながら、時に自らエージェントとして動く。コード名は、ジュリエットだということは、超極秘事項、内緒の話である。


それこそ、なんの話ですか 笑
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今週の金曜日、stand.fmで、さぼてん主婦さんの番組に出ます。
テーマは、昭和のおやつ。
もしも、お時間があれば、聴いてみてください。
私は、ちょこっとしゃべるくらいですが、さぼさん、アークン、うりもさんの話が面白いです。

昭和のおやつの話

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