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つるとんたん

つるとんたんと聞けば、東京を中心に全国展開をしている、美味しくて高級なうどん屋さんだということは、まあまあ、知っている人は多いだろう。

私も昔。中央官庁担当の営業マンだったときに、大事な入札で落札できたりしたら、東京の店で昼食を、上司が奢ってくれたりした。

うどん屋さんとは言え、何度も言うが、ちょっと高級なお店なのである。


家内は、プロジェクトに参画することになってから、ちょくちょく全国各地に出張をする。中でも大阪には、頻繁に行く。


対して私は、前線の営業マンを外されて今は内勤で。出張などに出ることは、年間、何度もないのである。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

出張三昧のさっちゃん(注1)を、家内と呼ぶのは、これいかに。


確かに、違和感はある。だが。まあ、このまんまにしておこう。今は。


さておき、家内がまた、大阪に出張してきた。

家内にとって出張は、美味しいものを昼ご飯や晩ご飯に食べる、絶好の機会なのである。


LINEに、こんなものを送ってきた。

ゲッ!、つるとんたんっ!


なんて、贅沢な昼食


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

さっちゃん、あなたは、大事な入札で落札できたりしたのですか?何か、会社に大きな貢献したのですか?



なんのはなしですか。

つるとんたんは、いい昼食って話


あの時の、そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。

コジくん、出張なんて、美味しい御飯が無いと、バカバカしくて行けないよっ。


……。


マッサージをすると、家内は上機嫌である。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。





だから。





これで、いいのだ。

何様?さっちゃん様々    笑



(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。


家内が昭和のサラリーマン化してきたって、話

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