たまねぎ丼
本当は、ホワイトシチューを作ろうとしたのである。
というのは、家内がどこかから、大量にたまねぎの刻んだものをもらってきて。冷凍庫がいっぱいになってしまい。これをどうにか消費していかねばならないと決意して。私の解は、ホワイトシチューに入れてしまえ、だった。
私の印象は、たまねぎというと、なぜかホワイトシチューで。
食料棚を開けると、ルーは、あった。
野菜は、いつもの私の晩ご飯に使う食材が少し残っていた。後は、お肉を買ってくればいい。
材料はある。
さて。私は、毎日のダイエット食での野菜、ヨーグルト、キムチ、ゆで卵などは、自分で準備をしている。
ところが、クリームシチューなど、今まで作ったことが無い。否、そもそも、料理自体が初体験だ。
だが、なぜだか、やれる気がしてきた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
それ、大いなる勘違いだと思うよ。
賽は投げられた。
肉を炒め、野菜を炒め。例のタマネギを炒めて。グツグツと炊いていると、なんだか、こんな感じになった。
もはや、具が、多過ぎて、ホワイトシチューにはたどり着けそうになかった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
今宵は、具を、食べようか。
かくして、タマネギ丼の、出来上がりである。
一口、食べてみた。
うーむ。思っていたよりも、なんと、美味しい。
そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、空のソファーが、静かに笑っていた。
先日から家内は、あるプロジェクトで都心のホテルに泊まり込んでいる。
シーンとした部屋の空気に、なんだか、心が追いつかない。
昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■61日目/66日
放課後ライティング倶楽部主宰のヤスさんが、エグい企画をやっている。66日ライティングランニング。略して「66日ライラン」。
人間が習慣化できるのは、66日間くらいを経てというのが一説にあるという。書く習慣と力をつけようというこの企画。新たな参加者が毎日のように増えている。
下述のヤスさんの記事のコメント欄に始めたいと入れると、マガジン招待のメールが届く。
約束事は、以下の3つ。
①300字以上を目安に書く
②投稿時、必ずマガジンに投稿(#66日ライラン)
③1日でも投稿をサボったら、マガジンから追放
「追放」って…。まじかぁ…。
でも、企画ものが大の苦手の私が、震える手で、参加することにした。まさに、ドキドキで。コメントすると、招待状が届いた。
これで、後には引けない…
まだ、参加できると思う。ご興味のある方は、添付記事のコメント欄にて、ヤスさんへアピールを。
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