焼き肉
長男が帰ってくると、かなりの確率で焼き肉に行かないか、という話になる。
そこそこ高くて。めちゃくちゃ美味しい。そんな焼き肉店が、車で少し行ったところにある。
そこに、行くのである。
もちろん、スポンサーは、私である。財布は正直、かなり傷むのである。
だが。
家内に、私単独で焼き肉に行こうなんて言ったところで、家内には全く通じない。しかし長男が時々帰ってきて焼き肉に行こうと言うと、すんなりと家内の許諾が下りるのである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
女王陛下(注1)は、超過保護であらせられるゆえ。
そんなこんなを語らおうとしてソファーを振り向くと、家内が足を指さして笑っていた。
過保護ですが、何か?
そんなことを言いそうな顔に見えた。でも、私も、たいがい過保護である。
さて、ミッション発動だ。
マッサージをすると、家内は上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
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