こと座

先週から鹿児島の旅を記事にしてきたが。今日の記事も、その続きである。

界霧島。食事良し、温泉良し、環境よし、催し物良しで、いろいろ良しなのだが、印象に残ったのは、周りの景色を眺めることができる、開放的で大きなテラスである。

私が訪れた辺りは、ちょうど、こと座の流星群の極大期で。それを知ってか知らずか、テラスには、お客さんがちらほら、いて。空を眺めていた。

家内と、長女と、私と。少し寒くはあったが、備え付けの毛布もあり、火をくべた、ちょっとした暖炉もあり。くるまって空を眺めていた。

私は、かなり疲れていて。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

そう言えば、早朝起床だったものね。この日。


そうだ、かなりの距離の運転もして。疲れていたわけだ。


うつらうつらしながら空を眺めていたが。家内と、長女が、ほら、流れた!

見た?見た?


と、声を出すたびに目を閉じていて。


コジくんは、いつも、肝心な時を見逃すんだからと、たしなめられつつ、夜が更けた。

私は、残念ながら、ひとつしか見られなかったが、家内と長女は、いくつも流れ星を見たらしい。

雲もあり、少し霞んではいたが、満点の星空とは、なかなか、いいものだと、改めて思ったのである。


あの時の、そんなこんなを家内に語ろうとして。後ろを振り返ると、家内が、にっこりと笑っていた。


マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。




だから。



これで、いいのだ。





■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





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