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おめでたい焼

今日も、少し前のことにさかのぼる。

次女の出身高校のチームの大会応援への道すがら、何が楽しみかといったら、やはり、食べ物である。

私と家内は、SAPAサービスエリア・パーキングエリアスタンプラリーだけではなくて、小さなグルメ旅をしている。


あるSAサービスエリアで、おめでたいスイーツを見つけた。

おめでたい焼である。

メニューが面白い

家内は、餡子あんこが大好きで。私も、実は、好きだが、大好きになったのは、3年前からで。

それ以降、大好きだと声高に唱えているのだが、家族の頭の中は、苦手のままで。お腹が空いた時に仕方なく食べるのだという間違った認識のまんま更新されないでいる。


この時も、そんな感じで捉えられ。危うく、購入ひとつで、家内が独占する憂き目に遭うところだった。

だから、根気よく説得したのだ。

二つ買って、半分こしたら、ふたつの味を楽しめる。ウインウインだと。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

説得した甲斐があったね。


うむ。

だが、主張も空しく、餡子あんこの鯛焼きと、もうひとつは、広島風お好み鯛焼きとなった。

まあ、食べたかったのだが。広島風お好み鯛焼きも。


何事も、諦めないことが肝心だと、改めて思った。

そして同時に、人の認識は、自分に都合よく出来ていて。ほぼ、人のことなど、正確には覚えておらず。ほぼ、思い込みの中にあるのだということを。

私は、これからも、根気よく、餡子は大好きなのだと、家族みんなに、折に触れて宣伝していこうと思うのである。


そんなこんなの思い出話を家内としようかと思って振り返ると、空のソファーが、ただ、笑っていた。

家内は、夏のプロジェクトに参加するため、実は、先日から家を空けている。今回は、不在期間が長く、8月末までは都心のホテルで泊まり込みになり。帰宅するのは、日曜日の深夜で 。月曜日の午前中には、また、出ていくのである。

日曜日の夜は、入念にマッサージをしよう。そう、心に決めている。


だが、家内は、この前の日曜日も、今度の日曜日も、最後のかき入れ時だからという理由で、帰宅しない。

ほんの、ほーんの少しだけ、寂しい感じがしている。



昼間の、家内とのやりとりからすると、家内は、元気なようである。


家内が元気だと、我が家は、明るくて、平和である。




だから。



これで、いいのだ。





■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





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