入院なう。

 そんなわけで、入院となりました。
 パジャマとタオルは借りることにしたけど、なんか荷物が多くなってしまい、パソコンは置いてきた。でもNintendo Switchは持ってきましたが。プロコンも。だって週末スプラトゥーン3のフェスなんだもん……
 なのでスマホで打ってます。
 午前中に手続きして、付き添ってくれた母はその場で帰し(コロナで病室には入れない) そこからベッドの上でゴロゴロ。
 看護士さんや薬剤師さんがたまには訪ねてくるけど、採血以外検査はないみたいです。
 え、1ヶ月前のCTで見た状況でいいの?1ヶ月待つだけで悪化しちゃう人もいるって言ってたのに?
 いやまあ、今更やっぱり手術止めましょう、みたいなことにはならないんでしょうけど、それでも最新の状態を知ってた方が良いんじゃないの!?
 いいけどね、わたしが執刀するわけじゃないからさ……
 

 病室だと聞こえないのですが、ナースステーションの前まで行くと赤ちゃんの声がします。
 自分なんかはお気楽に、「産まれたばかりの赤ちゃん見られるかな」と思ったりしてるんですが(本当に産まれてすぐの赤ちゃんって、身内に産まれた時くらにしか観ることはまずないので)妊娠を希望していた人が生殖器を取るような時は、声だけでも辛いだろうなと考えたり。

 子どもを産みたいという願望が自分には殆どなくて、実際に産むこともないだろうなと思って生きてきたので、いつか婦人科系の病気には罹るだろうと思ってたんですよ。肥満だし。
 だから最初に卵巣の腫れらしきものが見つかった時は、やっぱり、と思った。さすがに子宮体ガンのステージ4は予想外だったけど。
 そのせいか子宮と卵巣を取ると言われても、どうぞどうぞ使ってませんし、という感じ。更年期障害は心配だけど、もうそろそろ閉経するお年頃だし。

 診断がついてすぐの頃に、ネットで卵巣ガンの方の体験マンガをちょっと読んだんですが、それまで何ともなかったのに、前日の晩に喪失感を感じて泣いたと描かれていました。
 そうかあ、泣くのかな西村さんも。泣かないだろうなあ。
 きっとこれが体の内側にあるものではなく、外から触れられるものだったら、きっと泣いただろう。目に見える、触れられる、自分の一部という感覚があるだろうから。
 自分でも想像出来るんだから、実際に乳ガンになった人の気持ちはいかばかりか。

 最近、子宮体ガンの健診が不要だとか、子宮頸ガンワクチンは不要だとか、危ないとかいまだに言ってるのをSNSで見かけると、軽い殺意すら覚えます。
 なったこともないくせに。
 無神経で無責任な言葉には耳を貸さず、良い子も悪い子も健診、ワクチンは受けてね。

 明日は朝一、8時から手術予定です。
 浣腸されるのやだなー(そこかい!)
 
 

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