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5/14【雑感】ニュースの使い方で防御力を上げる

さて、さっそくどんどん出てきました。

市場の調整に自然発生のものなんてほとんどないと思っています。どこかの大口さんのさじ加減ひとつの問題です。理由なんてなんでもよいのです。

今日は2020年の5月14日。経済全体のパイが小さくなっている中で株価がここまで健闘し、コロナ騒動の下げをかなり消しています。そろそろ目先の天井じゃないかな?という話を連休前後からここではしており…昨日からその天井にぶつかったんじゃないかな?という話をしていました。

しかしどのニュースも後付けの理由が苦しいですね。どこのニュースも簡潔に言えば、「経済がこのまま回復するのは難しいのではないかという見通しが出てきた」というものが多いです。FRBの発言を理由にしたり大統領の発言を理由にしたりしていますが、意味のないニュースです。そんなことは最初からわかっていたことじゃないですか。

「下値で買えた玉に利益が乗ったから大口が売り抜けました。次は一旦売り玉を仕込んだので下げていきましょうね。」

それだけのことであって、状況は最初から何一つ変わっていないのです。パニックのピークは過ぎたから、湯水のように流していた金の蛇口だって閉めます。もうパニックでの暴落は終わっているのです。次は米中問題を軸に、アメリカの経済再開の進捗具合がネタにされるのでしょう。これも繰り返し述べている通りです。

だから、経済活動を再開して良いのか悪いのか、再開すると医療機関が〜という論争ははっきり言って無駄です。良いか悪いかという問題ではなく、既に規定路線に乗っています。情報の末端にいる我々が何を言っても、焦点はもう次に移っているのですよ。

今の下落がそのままセルインメイに繋がっていくのかは不明ですね。経済回復の見通しが悪い、というネタでは少し弱い気もしますが、この路線で押していくのかな?発表された決算の数字も軒並み悪い、ということも併せて理由にしそうですね。

しかし、これもどこかで既に書きましたが、決算発表は予想の答え合わせに過ぎず、サプライズがない限り出た数字に意味はないのですよ。株価は現状に合わせて動くものではありません。我々は回ってくる情報の末端にいるのですから、情報を知った時には既に遅い。半年先をしっかり予測しなければなりません。それが投資家の醍醐味です。

もちろん、

このニュースも同様です。とりあえず3割の見積もりか、へぇ~ 以上です笑

肝心なのは、このニュースを誰がどう使おうとしているのかを考えることです。ニュースが出たから下がるのではないのです。下げるため(または上げるため)にニュースが出るのです。踊らされて投げてしまう前に、決算数字を見てみると良いのです。今日投げた人の中に、昨日の決算資料をじっくり見た人は何人いるでしょうか。読んでみると少し仕掛けというかカラクリというか、メッセージ性が見えます。ソニーは私にとっては観察対象なだけであり、熱を入れている銘柄ではありません。3日くらい前にデイトレードした程度ですが、誰かが踊って下げてくれるならまた買いましょう。

ソニーに限った話ではなく、ニュースは上手く使うことです。ニュース内容自体の意味よりも、誰がそれを仕掛け、利用する可能性があるのかを考えると、余計な損失は多少は減ります。

逆に、上がる時を予測するのはほぼ不可能です。玉を仕込むための仕掛けを見抜くより、その仕掛けた獲物を仕上げるタイミングの方が遥かにわかりにくい。それこそ大口さんの意向次第です。だから気長にやりましょう。

時間を長く使うから、余計な損失を出さない防御力が大切になります。ニュースとニュースの関連性を想像することも、決算書を読むのもある程度の慣れは必要です。こればかりは地道にやるしかありません!まだ仕込む時間はありますから、3年後あたりから始まるであろう新時代に向けて、本気で投資家をやりたい人は今からそういう訓練をしておきましょう!

抽象的ですが、今日はニュースの使い方を考えると防御力が上がるよ、というお話でした。ご参考までに。

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