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5/23【雑感】時代は既に冷戦へ~情報戦に疎い我が国は危ない~

相場全体的には上げていくムードが強くなった、ということは先週の半ばに説明した通りです。しかしまだまだ売り方も強く、諦めたムードにはなっていません。出てくるニュースも相場と同じように綱引き状態です。何かにつけて日経やダウ、原油が上げるだろう、下げるだろうとか、景気の兆しは明るいとか不透明だとか…。そしてここに来て、政治的な観測気球の飛ばし記事も加速しているので更に複雑です。中国を支持するように誘導する記事、トランプを賞賛する記事など意見は真っ二つで、まさに第三次世界大戦真っ只中です

3月のコロナ暴落が収まった時にも【雑感】に書きましたが、中国はまさに予定通り、強気の主張をし始めています。

予測と少し違ったのは、ロシアと中国の間に思った以上の距離感がある点です。両国とも背後から鉄砲を射つのがお家芸の国家ですから、まだまだ腹の探り合いは続くでしょう。

この3月、原油を絡めた問題に発展した時に、これは第三次世界大戦の始まりだと感じました。第三次世界大戦は冷戦であり、経済戦争になると思っています。実際のドンパチは、よほど中国が追い詰められない限り少ないのではないかと思います。

当然、情報戦の色が相当強くなります。ここに来て、イギリスの動きが軽快になっているのは分かりやすい事例です。EUが離脱は正解でしたね。世界統一的なグローバル化は再編成され、ブロック経済に移行する。もちろんこの話は経済戦争とも繋がっています。話が見えているでしょうか?

対して中国は150兆円の投資です。ファーウェイなどを始め、大手のバックアップです。これも先日書いた話で申し訳ないのですが、中国の企業育成方法の話をしましたね。競争を煽り、生き残った企業を徹底的に支援すると。まさにその事例となります。

しかし世界の研究開発費用や人材育成の土台の盤石さを見ると、まだアメリカに軍配が上がります。果たして中国はこれまでに盗み続けた技術でどこまで頑張れるか、という印象です。投資金額と技術革新のスピードは比例します。中国はここでスパートをかけてくると思います。

さて、だからこそ国内の鈍感さには吐き気がするわけです。ここ数日、我が国内の話題は黒川さんの麻雀問題で持ち切りです。何故、この国のバカメディアは一つのことしか追いかけられないのか。この姿はまるで、作られた相場の火柱に飛び込むイナゴと同様です。賢い連中は、イナゴが焼けていく灯りの下で着々と「本命」の対策や準備をします。いつまでも国民のレベルが上がらず、これは経済成長率に表れてしまいます。気になる人は、ここ10年くらいの世界の伸び率を調べてみると良いと思います。

黒川さん問題については、私は知識がないので良いとも悪いともよく分かりません。いつの間にか定年延長問題から麻雀の問題にすり替わっていますから、メディアはとにかくこの問題をやりたいのでしょう。まぁ今金を出してくれるスポンサーは誰か、という話です。コロナによる経済停滞で金が惜しく、企業スポンサーはテレビを使いにくい時期でしす。テレビ局もタレントの報酬を払えないから自局のアナウンサーのみ起用した番組が増えています。しかしそのタイミングで、不思議と中国や韓国を賞賛する報道が増えるわけです。タレントによる定年延長反対ツイートが一斉に増えたのももはや言うまでもなく、ですよね。情報戦に疎いことは、非常に怖いことです。

政権批判するなら、そんな分かりにくい問題よりも何故こういうネタで叩かないのでしょう?

個人住宅の固定資産税は重くなるかもしれません。このご時世に、この期に及んで…笑

内閣の支持率が下がったというニュースが出ましたが、決して黒川問題で下がった分は大きくないのでしょう。対して、事業主は固定資産税が下がる可能性があります。

…つまり、サラリーマンがひたすらダメージを受けます笑

ただ、何でもかんでも国民に補償してやる必要はないと思っています。我々はリスク込みで人生を選択しなければなりません。競争力を育てなかった結果、安易に補償補償と叫ぶ人間が増えたのはおかしなことです。だからとっとと金を撒けばいいのです。10万で何とかなると判断し、固定資産税を上げても良いだろうと判断する程度の官僚しかいない国では…決してないはずです。

私は社会に出て8年経過しましたが、想像していた以上に先を見ないで生きている人間が多かった印象です。毎月1~2万円の貯金が正義で、保険に入っていればとりあえず安心、投資はパチンコと一緒だろう…大半の発想が聞いていて恥ずかしいレベルでした。ここ数年は少しずつ変わってきた印象もありますが、まだまだ変化のスピードは十分ではありません。気づいた時にはもう戦争真っ只中です。早く、一人でも多く目覚めましょう。そんなことを願いながらこの記事を書いています。

しかし、この経済戦争はしっかり観察している人には分かると思いますが、日本株にとってプラスになる要素がたくさんありますよ。

間違いなく、テレビで経済戦争について報道されることはないと思いますし、あったとしても数カ月は先でしょう。実際にドンパチがあるとか、日本が戦争に参加するとか、どうせ大した情報は出てきません。我々投資家はは着々と準備をすることです。

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