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5/12【雑感】株を始めたばかりの初心者さんたちがこの局面で考えるべきこと

今週は決算発表ラッシュ真っ最中ということもあり、私は発表前後の株価との反応を見るようにしています。昨日も述べたように、今はけっこう判断が難しい局面であり、積極的に売買するのは難しい感触です。

景気の先行きを見た前向きな買いの動きが散見されるものの、株価の歪みはちょっと大き過ぎる感触もあります。

こういうニュースをどう解釈するか、なのでしょう。2012年からの雇用回復は帳消しになるレベルで酷いのに、コロナの暴落は夢だったんじゃないか、と言える水準まで大型銘柄の株価は戻ってきている。

私は、株価は少なくとも半年以上先の世界を先取りしていると考える側の人間ですので、実態経済に先行して上げるのは納得出来ます。しかしそれでも、凄いところまで上がったな、と感じてしまうレベルです。考えてみてください、経済全体のパイが小さくなっていますから、理屈上、今の株価水準でもけっこう割高な銘柄は多いということがわかりますか?その中で、無闇に上値を追うのは少し危ない水準になっています。

コロナ暴落が始まる直前、株価は上がっているのです。覚えていますか?2月の上旬からコロナのニュースが流れ始めていましたが、市場の反応がそれを無視するように反応が鈍かったのを記憶しています。

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なので、2月の株価は結果的に割と強かったんですよね。あ、もちろん小型や中型は先んじて売られてましたよ笑

不透明で未知のウイルスという悪材料は少し不気味だったけど、市場はこの程度の調整でOKという判断なんだな、という印象でした。

しかしその後は一気に急変し、パニック暴落に繋がります。今思えば何のことはなく、2月は大きくポジション整理をして売るための猶予期間だったわけです。大きく売られる前は、大抵一度上がるものです。これは覚えておきましょう。トランプが当初、ウイルスに対するコメントをほとんど出さなかったのも選挙活動に忙しいからではなく、2月は市場において、事を荒立てないようにするためだったのではないかと思います。

あの時は私も解釈を間違いました。トランプが何も言わないのは、中国との間で情報のやり取りがあり、収拾の目途がある程度立っているからお互い敢えて干渉しないようにしているのだと思っていました。火消しに忙しい中国、選挙に忙しいトランプ。こんなイメージでした。しかし現実は、共産党が想像以上に隠蔽体質であり、WHOは腐っていて、世界は想像以上に脆かったわけです。

さて、何故こんな話をするかというと、今の上げ方が激しいことだって、売る前の準備の可能性がある、ということを言いたいからです。半年先を見て株価が強いだけなら良いのですが、株価の歪み訂正を置き去りにしていることはやはり気になります。それがセルインメイに繋がるんじゃないかと考えているわけです。それに、株式市場に迷い込んだ新規参入者から金をむしり取る思惑が、大口投資家さんたちに無いはずはないのです。

だから今は、基本的には騙し上げだとは疑っています。それを理解した上で、乗れる波には乗っておこう、という感覚で取り組む方が良いと思います。だからある程度、確信のあるところのみ買いに出動しています。私は昨日例に挙げた銘柄Bは買ってみました。

不慣れな人は特に、そんな市場の思惑も想像しながら取り組むと良いと思います。繰り返しますが、金融や不動産関連の銘柄は実際の景気体温に近いです。これらの銘柄と、気になる銘柄の温度を比較しながら判断すると良いでしょう。

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