5/27【雑感】修正されていく三菱UFJ銀行の株価とその重要な意味
本業での2日間の激務を終え、長距離移動中です。今日はゆっくり観察出来そうです。
タイトルにあるように、焦点はようやく今日、メガバンクに当たりました。金融相場の入りはさすがにまだ早いと思いますが、金融株の上昇は実態景気の回復にも、未来を先取りする株価の回復にも必須です。
今週はセルインメイの懸念が大きく後退し、買い方にとりあえずの軍配があがりました。まだ過剰流動性を根拠にした上昇圧も強く、ちょっとしたバブルゾーン真っ最中、といったところでしょう。ここまでの株価傾向をまとめます。3月のコロナ大暴落後は、
○売られ過ぎた小型や中型株、特に長期収益性が高く、フリーキャッシュフローに余裕のある企業が買われた。
○次に、決算を挟み、被害の少ない大型銘柄が株価修正した。
○ソフトBGやソニーなど、特に来たるべき新時代の進捗を測る銘柄は決算が悪かったものの、大きなズレはなかった。株価の綱引きは強く、なかなか買いにくい展開でしたね。私も結局小さい利益しか取れませんでした。
3月からここまでの株価動向は必ず頭に入れておきましょう。小型→大型と回復し、大型が回復した代わりに小型が下げるようなことにもなっていない。つまり全体的にに株価は底上げされ、修正されました。ステージを一段上昇させたということです。そしてその上昇の仕上げが三菱UFJ銀行の株価修正だということです。この銘柄が450円を越えるとステージの上昇を一つ達成する、仕上げ完了です。だから重要なのであり、連日買い集めていることをここでも報告していたのです。
しっかり利が乗ってきました。買えた人は450円を当面の目標に少しずつ売り上がっていきましょう…！買い下がりはピラミッド型に、売り上がりは逆ピラミッド型のイメージでしたね。覚えていますか？
↓のテキストの第1章3節ポジション整理、で図解しています。
しかし、一連のステージを上げていくこの株高現象と同時に出てきている声があります。バブルを心配する声です。世界の中央銀行により過剰にマネーがばら撒かれたり、日銀からも特定の銘柄の株価が上がるような、いわゆる日銀砲が発射され、株価が歪んでいくという懸念です。
日銀砲のやり方は確かにここ数年株価を歪め、小型や中型の銘柄を安値放置させてしまいました。対して大型銘柄で構成された日経平均株価は高く、それがある種インフレしています。私がお付き合いしている諸先輩の投資家たちもこれについて非難轟々です。
しかし、私は非難しても意味などないと思っています。お上がそういう方針を取る以上、我々はそれに合わせて動くしかありません。文句を言ってもこの方針は変わらないでしょう。だったらこの方針に合わせた稼ぎ方をするしかないのです。特に株式相場には理想や道徳は通用しませんから、適応能力がなければ退場するのみです。
それに、常々言い続けているように2～3年後には新時代、新しい相場サイクルが始まり、金融相場を我々は体験している頃だと踏んでいます。金融相場は仮需により株価が先行して上がる相場時期のことです。経済成長にはインフレを伴います。日経平均だってその頃には高値を更新していると予測しています。だから現在、日経平均が一人歩きしていることを批判することは非常に後ろ向きな思考です。日経平均が下がるのではなくて、個別銘柄が日経に合わせて上がっていき、インフレしていくことを目指すべきです。今からバブルを懸念するなんて愚かなことなのです。
そもそもバブル崩壊後の日本は、いついかなる時も見えないバブルの恐怖に怯えて行動を控えてきました。その控え具合はさすがに異常だったのです。「またバブルが来て弾けたらどうしよう…。」バブル崩壊を恐れるあまり、バブルが来るチャンス、引いては景気が浮上するチャンスごと切り捨てて続けて今日に至ります。それが失われた時代を作り出し、世界に比べて抜きん出て低い成長率を叩き出します。世間では手取りが20万に満たない働き世代が溢れています。就職氷河期やそれに近い時代に就活した私たちは、良い時代を知らないのです。物心ついた時に不景気が始まりましたからね。だから、これ以上景気上昇の芽を自ら摘み取ってどうするのか？異常なバブル懸念の思想には甚だ疑問です。若者や私と同じ30代の人からも、テレビのオウム返しの様にその様な発言が繰り返されます。わかってて発言しているのか、相当怪しいレベルです。
今回、小型も大型もステージを一つ上にあげたように、これをどんどん繰り返していくべきです。せっかく米中冷戦というチャンスも目の前に転がっていますからね。何が日本株に、日本の実態経済にどう影響を与えるのか、本当のリスクは何か、そして本当のチャンスは何かを日頃から良く考えましょう！その考えに株価が正しくリンクするようになると、ようやく投資家として中級者です。中級者程度のレベルになると…そこそこはチャンスをお金に変えられるはずです。リアルな話でしょう？笑 何も我々は上級者やプロを目指さなくて大丈夫ですよ。そんな現実的な目標を共有できる人を増やすため、ここで書いています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？