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5/13【雑感】最近強い銘柄の傾向〜保守的だけど新時代に絡む銘柄〜

一昨日ご紹介した銘柄は、昨日しっかり伸びてくれました。画像は昨日のお昼時点での株価推移です。昨日投稿しようと思っていましたが忘れていました。

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Aは既に決算を通過しており、コロナの影響はほぼ無かったAIソフト系の銘柄です。Bもソフト系。一昨日は左下にC&Gを載せましたが、これはいつも例に挙げているので、今回はインフラ銘柄のCを挙げています。光ビジネスも続伸。日和った銘柄が多い中で検討してくれました。

何故Cを入れたかと言うと、力強い銘柄に共通して言えることがあるからです。それはEPSや長期収益性が良好なことです。特に長期収益性は、50%を越えている銘柄は強いものが多いですね。EPSと合わせると、どうやら偶然ではない気がします。

とは言え、相場はまだまだ保守的なようです。グロース株よりバリュー株というか、オールドエコノミーな銘柄が好まれる傾向はまだ続いています。光ビジネスがここまで強いなんて、珍しい光景です。ちなみに、長期収益性は利益余剰金÷総資産×100で計算しています。つまり利益余剰金をたくさん持っている保守的な企業はこの数値が高いのです。保守的な要素を持ちながらも、新時代の要素を兼ね備えているならベストかもしれません。光ビジネスは書類フォームの会社ですが、デジタル化にもここ数年着手しており、銘柄Aにしてもテレワーク関連銘柄でもあり、有利子負債はゼロです。

しかしなんだか、今のところ大型銘柄の伸びはイマイチですね。ソニーやソフトBGはほぼプラマイゼロで一旦手を引きました。小型株の評価が進むことはもちろん良いことです。歪みの訂正に繋がりますからね。

そして今日も、全体的に下げてのスタートになりました。米国の影響のようです。セルインメイ警戒モードを保った中で、取れるところは取りに行く。この姿勢でしばらくいきましょう。まぁセルインメイがあるにしても、雰囲気的に日経はもう一段上げてから落としてほしいですね。20500の壁が重く、このあたりのラインで日和ります。調整は必要なものなので、そのうちやってきます。しかし、調整は意図的に引き起こされるものでもあるので、腹の探り合いですね。

新時代を牽引するのも、当然大型銘柄の役割です。超長期投資においては、安全性を確保するために利益余剰金、内部留保はもちろん重要なのですが、限度というものがあります…。日本企業は内部留保大好きな旧体質から脱却しなければなりません。だからROEやEPSが大切になります。要は、ちゃんと自己資本を効率的に回転させ(ROE)、利益を計上していけるかどうか(EPS)です。利益にも「質」の違いがあります。事業の成長性を伴っているかどうか、ということです。具体的に、将来の成長性を評価する方法は下の【テキスト】の⑥「BPSとEPS」にて解説しています。ただごめんなさい、ここはいろんなメソッドを盛り込んでいるので、有料にしてあります。

成長性という見方で言えば、例えばコロナ騒動でマスクの会社の利益が増え、大幅な利益を瞬間的に計上しても、それは質の良い利益とは言えない、ということです。その利益は事業の成長を伴っていないので、超長期投資の対象としては疑問です。短期で乗る分には面白いと思いますけどね。

大型銘柄も経営の質はピンキリですが、やはり成長性のある柱を持っている企業はチェックしておくべきです。繰り返し例に挙げているソニーもその事例です。非常に優秀な半導体事業に注目すべきでもありますが、コンテンツを提供する企業としても伸び代はあります。日本という国は製造業に直結するハイレベルな技術がありますが、ソフト、コンテンツのネタに溢れた国でもあります。むしろその毛色が強くなってきています。ゲームやアニメはその代表格であり、日本のブランドです。

長期投資には株価の観測以上に時代の観測が必要です。もう新時代は目前です。目前だからこそ、これほどまでに世界が混沌としている側面もあります。今恐いのは目先の二番底ではなく、観測漏れです。正直なところ、セルインメイはあっても無くても、一時的なものなのでどちらでも良いと思っています。少しでも安く買い、信用買いを上手く使いたい人でなければ極端に神経を使う必要はないかもしれませんね。

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