11/17【雑感】だから地味でも超長期投資が無難だって言ってるじゃないですか
モデルナのワクチンニュースを受け、今日の日経平均株価がどこまで反応するか。今日の観察ポイントはコレが全てでした。ファイザーの時のように大きな反応はなく、終わってみれば日経は+100円弱。これが意味することは、かなり目先の天井が近いということでしょう。調整は必要なことです。出来れば早いうちに来てほしい。遅ければ遅いほど、高値になればなるほど悲惨な捕まり方をする人が増えます。そういう人が増えると、後々の株価上昇の重石になってしまう。
今日、日経平均株価のRSIはついに80.35を記録しました。これが調整の合図になる可能性もあります。
皆さんの中にも悲惨な想いをしている投資家が多いと思いますが、バリューを買った人は助かったどころか、かなり利益を出しているはずです。再三オススメしてきた日本製鉄や三菱UFJ銀行も、いったい何人の人が買ったでしょうか。まぁ大赤字で古臭い鉄鋼株を、普通の感覚の人は買わないのでしょう。というか、「買えない」のでしょう。
日本製鉄はとても美しいチャートです。前回の山を2つ越え、ゴールデンクロスも着実に達成し、200日線の上側に顔を出します。これで準備は整いました。あとは明確な上昇波動入りを待つだけです。
ただし、このような初動の後は調整が入ります。安く買った人たちの利確が少なからず出るからです。先日の1268円を抜かずに、明日は調整してほしいところです。頼むからゆっくり着実にいってほしい。なんなら悪目立ちする前に、素人たちの目なんて再びマザーズにでも向いてほしいくらいです。
対して、三菱UFJ銀行はまだ時期尚早に見えます。
一番の理由は、まだゴールデンクロスする時期ではないからです。ここから一気にぶち抜いていく可能性もゼロではありませんが、地味の王道である金融株はそんな値動きはしないでしょう。やはりここは、年明けから本格化のイメージです。前回の489.2円が目先の目標になると思っています。
マザーズは、昨日も書きましたが素人殺しが終わらないとどうにもならないでしょう。破壊と創造を繰り返すのがマザーズ相場の醍醐味です。死体の山が築き上がった後に、何食わぬ顔で拾うくらいがちょうどよいのです。
バリューは地味ですが、観測した努力を大きく裏切りません。観測作業に慣れてしまえば非常にわかりやすいし、勘も働くようになる。物凄くキラキラした最新技術を持つマザーズ銘柄よりも、大赤字で地味さ全開の東一や東二銘柄の方が恐くないし、美味しそうに見えます。
これが投資で長生きするための私の鉄則です。実入りは派手ではないし時間はかかるが、着実に取れる利益を取る。だから超長期投資を推奨していますよ。
今朝も投稿しましたが、今後の個人的な見立てはこんな感じ。
調整は必須です。
一番怪しいのは、12月2週目のメジャーSQだと思っています。この週に大きく荒れる可能性がある。12月1週目か、来週あたりからバリューの調整が始まり、トドメを刺すような動きが12月2週目にやってくるのがベストですね。マザーズはもう相当下げましたから、さすがに先に調整完了するのではないかな。バリューの調整は、明日からでもすぐに始まってほしいところです。過熱感が気持ち悪過ぎます。ただ、これをバブルと呼ぶのは間違いです。まだまだ特定の銘柄が騰がっているだけですからね。ホントのバブルはこれからです。
今年も結局、3月からのマザーズ相場で儲けた人が大損して退場していく例をいくつも見ました。つい先日まで羽振りが良かった人が暗い顔になり、やがて連絡が取れなくなることもあるし、よくわからない情報屋から話を仕入れた知り合いが「ここから2倍3倍は当たり前、早く買った方がいいですよ」なんて、ワクワクした顔で説明してきたのに、いつの間にか本人が株を売って引退していることもある。
自分の勝てるスタイルを確立したら、その後はブレたら負けです。他人から貰った分析や情報は100%鵜呑みにせず、あくまでも自分のスタイルを補強するために使うようにすべきです。どこかのすごい人が、あなたを富豪に導いてくれることはありません。
今一度、しっかり地味で着実な超長期投資をオススメします。
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