ゴミの日が憲法記念日という皮肉

こんにちは。いしむらたつやです。
今日は憲法記念日です。
キャッチーなタイトルを考えたくて、私の好きな倉山満先生の著書に書いてあった一文をちょっともじってみました。
憲法について学んでいくと、こんな曰く付きのものが憲法として後生大事にされているというのが恥ずかしく思います。

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今日は13時から小名木善行氏のオンラインセミナーを受けさせていただきました。
憲法記念日ですので、憲法セミナーについての学びについて書いていこうと思います。

日本人にとっての憲法と欧米の憲法との違いは?

そもそもの大前提で知っておかなければいけないのは、日本国憲法は日本人が作ったものではありません。

戦後、マッカーサーが書いた落書き『マッカーサーノート』をベースにGHQのスタッフが素案を作ったもののあまりに法律の体系とかけ離れているので、日本政府が必死になって最低限の運用をできるようにしたもの。
〜日本国憲法を改正できない8つの理由・著倉山満 より引用

この大前提を知ってるか知らないかで捉え方が180度変わるのではないでしょうか?
なぜこれを義務教育で教えないのでしょうか?わざと教えてないんでしょうけどね。

改憲派・護憲派という論客の偉い先生方はたくさんいるのでしょうけれども、そもそもの出どころ自体が曰く付きで、普通の感覚を持つ人ならば、こんな憲法が何故今も存在し、運用されているのか。そんな風に感じませんか?
占領が終わった後にすぐに破棄をしていればこんな事にならなかったのかもしれません。

憲法の内容に問題がないのであれば、まだいいのかもしれませんが、この憲法は欠陥だらけで中身に不備があり問題だらけです。

今日の新聞の世論調査では・・・

今日の読売新聞の全国世論調査での憲法改正反対の方の意見ですが

・昔作った憲法で対応できない部分もあると思うが、なんとなく、こなしていると思うからこのままでよいのではないか(20代女性)
・憲法改正に関わる議論が国益に繋がるとは思わない(30代男性)
・アメリカに押しつけられた憲法かどうかは、改正の論点や根拠と全く関係ない事でナンセンスだ(40代女性)
・今の憲法は世界に誇れる平和憲法だ(50代女性)

一年前は特に何も考えていませんでしたので、これを見ても何にも思いませんでした。しかし、今ならはっきりとした不快感が得られて勉強しなければいけないと怒りの炎がメラメラと燃え盛っていきます。馬鹿ですか。お前らは。

新聞もこんな意見を載せて恥ずかしいと思わないか?と突っ込みたくなります。

問題がないと言われる憲法の前文はどうだろうか?

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文章にすると無駄に長いだけなので、wikiから画像を引っ張ってきました。

是非この記事を読んでいただいている方は音読をしてみてください。
何を言ってるのですかとツッコミを入れてあげてください。
変な憲法だと認識している僕でもいまだに大丈夫なんじゃないとたまに錯覚をさせるところがこの憲法にかけられた呪いなのかもしれません。

この憲法前文に対して矛盾しているところを一緒に見ていきましょう。
こちらの矛盾点については、本日講義していただいた小名木善行さんのお話をもとにしています。

『政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする』

まずはこの部分ですが、そもそも日本が何もしなければ世界から戦争がなくなるのでしょうか?世界ではこの憲法が成立後も様々な場所で戦争が起こっていますし、日本は戦争に参加をしています。論理が破綻しています。

『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』

平和を愛する諸国民って誰ですか?この憲法が作られた時はアメリカの占領下でした。文脈を読むと日本人じゃないですよね?平和を愛する諸国民というのはアメリカですか?それとも、戦勝国様?属国主義・被占領主義丸出しです。

『専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ』

名誉ある地位って一体なんだろう・・・。国際社会にたくさんお金を流出させる事が名誉ある地位なんでしょうか?
そもそも、今現在進行形で人権侵害を行なっている国が近くにありますけど、そう言った国家に対して日本は進んで蛮行を止めさせるように働かせないのでしょうか?憲法自体が口だけの二枚舌の嘘つき憲法です。

全文だけでもこれだけの問題があり、突き詰めていけば(いかなくても)おかしいところがたくさんあるのが今の日本国憲法です。

日本人が考える憲法と欧米人が考える憲法の違い

英語のconstitutionは日本語では憲法と翻訳されます。しかし、それが成立をした国の風習・文化を表現するとなると言葉の意味は全く違ってきます

constitution = 共同体における暫定的な基本規則
憲法 = 万古不易の憲法としての条文

十七条憲法や五箇条の御誓文など学校で勉強された事があると思います。
1400年前に制定された十七条憲法。150年前に制定された五箇条の御誓文など
たとえ時間が経っていたとしても今も色あせず日本の精神を持っている方ならば簡単に理解をする事ができる内容です。
これが万古不易の憲法のあり方と言うものあります。

『以和為貴』 和を持って貴しとなせ (十七条憲法)
広く会議を興し、万機公論に決すべし (五箇条の御誓文)

全て書くと字数ばかり伸びてしまいますので、最初の条文だけ取りあげます。
どちらの条文も読んでいて明瞭であり現代の日本人には広く理解できる内容です。

現代の日本国憲法下では、日本には民主主義は存在していなかった。
帝国憲法を廃止して、日本に初めて民主化が訪れたという人がいます。
そういう方は、こちらの憲法を読んだ事があるのでしょうか?

そもそものスタート地点が違う日本と欧米の国

欧米諸国では、一部の特権階級の王族・貴族が支配し、民衆は彼らの持ち物でした。それを革命を起こし、フランスでは国王をギロチンにかけています。
また宗教間の争いも絶えず起こり、自分とは考えが違う(と自分が考えた人)は魔女狩りや十字軍の遠征などで簡単に殺しているのが欧米の歴史です。

個人的にシニカルなエピソードとして

異教徒とカトリックの教徒が住んでいる街に十字軍を宣言した時の会話
将軍『この街には、異教徒以外にもカトリック教徒も住んでいます。どうやって見分けるのですか?』
教皇『全て殺せ。主は全てを知り給う。』

もしくは

魔女狩りでの裁判では
おもしをつけて湖に沈めて、浮かんで来なかったら人間
浮かんできたら魔女だから改めて火炙りにして死刑

というどのみち死刑を免れることは出来ないという理不尽さ。
そもそも浮かんできた人間はいたのでしょうか?
申し訳ありませんが、バカとしか言いようがありません。

その点日本ではどうなのでしょうか?

我らが大日本帝国には大昔から
『大御宝』という言葉があります。

我が国は古来より、国民の事を『大御宝』だと呼びました。
国民を宝物として大切に守るというのが皇室の国民観です。

初代天皇である神武天皇が即位した時の建国の詔(みことのり)の一節にもこうあります。

「いやしくも民に利(さち)有らばいかにぞ聖(ひじり)の造(わざ)(天皇の仕事)に妨(たが)わん」(日本書紀)。
国民を幸福にすることこそ天皇の任務という意味

こういった歴史の認識があるからこそ日本では欧米諸国のような革命など起こらずに約2600年の間、途切れることなく皇室は続いてきたのです。

はっきりと僕も言いますが・・・

『天皇こそが日本の中心であり、憲法論議の本質である』
by倉山満+石村龍也

天皇・皇室を蔑ろにしている現行憲法なんてそもそも存在価値などありません。
それを知らずに世論調査で象徴天皇制がどうとかいうなどど、そもそも意見をする資格すらありません。

かといってこれをノリノリで書いている最中は
『帝国憲法だーーー!』
みたいな感じになってしまいそうになるのですが、

帝国憲法にも問題がなかったわけではありません。
ただ日本国憲法を改正すればいいという話ではありません。
そういった面も踏まえつつも今までの歴史を積み重ねてきた中での日本の風習・慣習を踏まえつつ、現代にあったものを新しく作り出し制定するのが一番日本という国に相応しい憲法を作る事が出来るのではないでしょうか。

そういったことを考えながら、今後も憲法についての勉強を深めていきたいと思います。本日はお読みいただきありがとうございました。



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